今年の漢字は「金」に 日本漢字能力検定協会が発表、今年で30回目
日本漢字能力検定協会は12日、今年一年の世相を表す「今年の漢字」に「金」が選ばれたと発表した。「今年の漢字」発表は、1995年から始まり今回で30回目。 【映像】まさかの一筆書きだった「金」の揮毫 例年、世の中で起きた出来事や流行、社会動向について、年末の締め括りとして“ゆく年”へと思いをはせる「今年の漢字」。今回も京都市東山区の清水寺で、揮毫・奉納式が行われた。 ■過去5年・今年の漢字 2023年 「税」 生活に直結する増「税」・減「税」の動向が注目された一年。国民の不安や期待が錯綜した 2022年 「戦」 ロシアのウクライナ侵攻により、「戦」争の恐ろしさを目の当たりにした一年。円安・物価高による生活上での「戦」い、スポーツでの熱「戦」・挑「戦」も注目された 2021年 「金」 長く暗いコロナ禍において開催された東京オリンピック・パラリンピックでの日本人選手の活躍や、各界で打ち立てられた「金」字塔がひときわ輝くニュースとなった年。 2020年 「密」 世界中が新型コロナウイルス感染症流行の影響を受けた一年。“3「密」”という言葉が提唱され、生活・行動様式が「密」にならないよう国民が意識し続けた。海外でも3C(Crowded places, Close–contact settings, Confined and enclosed spaces)としてメッセージを発信されるまでに。また、政治判断が「密」室で行われたことや芸能界での「密」会報道などでも使われた年。 2019年 「令」 新元号「令」和に新たな時代の希望を感じた一年。「令」和が日本最古の歌集・万葉集からの出典で、海外にBeautiful Harmony=美しい調和と説明されたことや、「令」の字が持つ意味・書き方にも注目が集まった。また、法「令」改正、法「令」順守、警報発「令」、避難命「令」としても使われた年。 (ABEMA NEWS)