春のセンバツにつながる秋の高校野球・静岡県大会 常葉大菊川が勝利 3校が東海大会へ
2025年春のセンバツにつながる秋の高校野球県大会は29日、決勝と3位決定戦が行われました。上位3校は10月静岡市で開かれる東海大会に出場します。 夏の甲子園に出場した掛川西と常葉大菊川の対戦となった決勝。 掛川西は1回、2アウト2塁で4番・石川。甲子園でもタイムリーを放った石川の打球はレフトスタンドへ。掛西が2点を先制します。 追う展開となった常葉大菊川はその裏、1点差にするとなおもノーアウト満塁で5番・今泉。ここで掛西に守りの乱れが出て2人が生還。常葉大菊川が逆転に成功します。 さらに8番・鈴木。9番・石黒にもタイムリーが出て、この回一挙6点を奪います。 その後、常葉大菊川は2点差まで詰め寄られますが、4回にはランナーを置いてキャプテン橘木。ライトの頭上を超すタイムリー2ベースで再び掛川西を引き離します。 投げては4人の投手リレーで掛川西の反撃を振り切り、常葉大菊川が2年ぶりに秋の県大会を制しました。 ●常葉大菊川・橘木千空選手: 「もちろんセンバツ甲子園に出るのが目標なんですが、新チームになってからここだけは1位通過でいこうと、それが達成できてとてもうれしく思っています」
そして延長タイブレークまでもつれた3位決定戦。10回表、東海大静岡翔洋は2アウト3塁1塁で代打・浅沼。ここは2試合連投となる聖隷クリストファーの1年生エース高部が三振で切り抜けます。 その裏聖隷クリストファーは1アウト満塁で3番・キャッチャーの武智。「後輩の高部を助けたかった」とレフト線へサヨナラの決勝タイムリー!激戦を制した聖隷クリストファーが3位で東海大会出場を決めています。