松本の音楽祭歓迎の歌声 楽都deハーモニー
9日開幕の国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)を歓迎する合唱コンサート「ようこそ楽都deハーモニー」が3日、長野県松本市中央2の信毎メディアガーデン屋外広場で開かれた。SK松本合唱団、SK松本ジュニア合唱団の総勢116人が出演し、松本の街中に美しい歌声が響き渡った。 SK松本合唱団を指揮する中村雅夫さん(64)=松川村=が最初に、2月に死去したOMF総監督の小澤征爾さんに向けて「感謝の気持ちをたくさん込めて歌いたい」と語った。14曲を歌い、観客から大きな拍手を受けた。最後に、OMFの子どものための音楽会で小澤さんが指揮し、会場の子供たちと長年歌ってきた「故郷」を両合唱団が披露した。 市国際音楽祭推進団体協議会が主催した。昨年まで松本城公園で「お城deハーモニー」として開いてきたが、暑さ対策で休憩場所や日陰がある同広場に変え、名称も変更した。 東京都市大学塩尻高校3年の生徒は「小澤さんのおかげで合唱団ができ、ここで歌えている」と感謝していた。
市民タイムス