【独占取材】松本潤が語る、6人のクリエイターとコラボする初の展覧会『PERSPECTIVE ─時をつなぐ眼差し─』に込めた想いとは?
松本潤の初の展覧会 『PERSPECTIVE ─時をつなぐ眼差し─』が、六本木ミュージアムで開催中だ。約一年半もの間、大河ドラマ「どうする家康」の主役として徳川家康を演じたことを通して松本潤が得たビジョンを、操上和美、太田好治、岡田准一、井田幸昌、小浪次郎、田根剛という総勢6名のクリエイターが松本潤自身とともに写真、絵、言葉などさまざまなアプローチで表現した。 【写真全7枚】記事の写真をすべて見る 「PERSPECTIVE」という言葉には「透視図法」「景色」「視点」「見通す能力」といった意味があるが、本展はまさに松本とクリエイターの視点が時空を超えて交錯することで、来場者に新たな景色を見せる体験型の展覧会だ。展覧会が始まる2日前、その日の早朝までインスタレーションの細かな調整を行っていたという松本に、独占インタビューを行った。
家康を演じた松本潤を通した空間や時間を感じてほしい
──『PERSPECTIVE』展の開催が2日後に迫っています。完成した展示会場を見て、どんなことを感じましたか? 松本 潤(以下、松本) 来ていただいた方にどんな風に受け取ってもらえるかはわかりませんが、やれることは精いっぱいやったので「楽しんでもらえたらいいな」って思います。「どうする家康」を観てくれた方は、一年半の間、家康を演じた僕を通した空間や時間を感じてもらえるとうれしいです。 ──そもそも、「家康を演じた一年半を追った写真集をつくるなら、文章を含めて立体的に見せられる場をつくりたい」という発想から展覧会の話が始まったそうですね。 松本 そうですね。一年半という長い時間、携わる作品だからこそ、ずっと追い続けることでなにか見えてくるものがあるんじゃないかと思いました。40歳という節目のタイミングだったこともあり、一冊の写真集にまとめるという企画を出したら話が通り、「せっかくだったら写真集だけでなく、作品が展示されている空間をつくってエンタメ寄りのものにできたらいいんじゃないか」と思ったんです。