【BCクラシック展望】復調確かなフィアースネス&ダート初挑戦のシティオブトロイに日本馬3頭でV争いか
「BCクラシック・米G1」(11月2日、デルマー) 米国馬フィアースネスは昨年のBCジュベナイルを制して2歳王者に輝くと、3月のフロリダダービーでは13馬身半差の圧勝でG1・2勝目を挙げた。最有力視されたケンタッキーダービーはまさかの惨敗に終わったが、休養を経て復調。前走のトラヴァーズSで3つ目のG1タイトルを奪取している。 シティオブトロイは今年の英ダービー馬で、その後のエクリプスS、英インターナショナルSとG1・3連勝を達成している。ラストランとなる今回は初のダートが鍵となるが、父ジャスティファイは18年米国クラシック3冠馬。侮れない。 日本勢も強力ラインアップだ。3歳馬フォーエバーヤングは5月のケンタッキーダービーで僅差の3着。国内復帰戦だったジャパンダートクラシックを完勝した勢いで世界の強豪に挑む。昨年のBCクラシックで2着と好走したデルマソトガケは当時は約5カ月ぶりのぶっつけ本番だったが、今年は日本テレビ盃をひと叩きしての臨戦。状態は昨年以上だ。昨年同レース5着のウシュバテソーロは7歳ながら力の衰えなし。今年もサウジC、ドバイワールドCで2着など世界トップレベルの力は健在だ。