カロッツェリア、ブランド最大級の10.1型ディスプレイオーディオ「DMH-SF900」
パイオニアは、カロッツェリアブランドのディスプレイオーディオ「DMH-SF900」を10月に発売する。価格はオープンだが、市場では税込130,000円前後での実売が予想される。 【画像】LEDライトでドライブをサポートする「ルミナスバー」 同ブランドで展開するディスプレイオーディオでは最大級の10.1型画面を実現した1DINフローティング構造モデル。「Apple CarPlay」または「Android Auto」でのワイヤレス接続、およびUSB接続に対応する。 ディスプレイは上記の通り10.1型で、黒色の再現性に優れたNormally Black方式の「HDパネル(1280×720)」を採用。高透過率の静電容量方式のタッチパネルや高輝度LEDバックライトを備え、タッチパネルと液晶の間に存在する空気層を減らすことで、視野角の向上も実現した。 ディスプレイ上部には、音楽やルート案内に合わせてイルミネーションが連動する「ルミナスバー」を新たに搭載。Apple CarPlay/Android Autoで再生した楽曲や、HDMI入力された映像、通話やボイスアシスタントの音声に連動し、あらゆる音を鮮やかに可視化することで、ドライブの楽しさを高めることができるのだという。 発光カラーはキーイルミの色に連動。楽曲との連動は低域から高域まで細やかに表現する「モード1」、低域成分をダイナミックに表現する「モード2」の2パターンを用意する。また、通話中・ボイスアシスタント起動時は楽曲再生時とは異なり、人が話しているような印象の光での演出が行われる。 音声連動のほか、Apple CarPlay/Android Autoナビアプリに合わせてルミナスバーが明滅する「ルートガイダンスサポート」機能も備える。マップ上で右折・左折地点が表示されると進行方向のLEDが点灯、距離が近くなるにつれて発光箇所が少なくなるなど、快適なドライブを視覚的にもサポートすると謳う。 スマートフォン連動機能として新開発の専用アプリ「PxLink」を用意する。楽曲の再生/停止やイコライザー設定、FMラジオへの切り替えなど、40種類の操作キーからよく使うものを選択し、最大3ページ分スマートフォンの画面上に配置可能。これにより、地図画面を表示したまま、スマートフォンで本機の操作を行うことができる。 また、Apple CarPlayとの接続時には同一画面上に本機や、対応アプリを操作するショートカットキーを表示する「スプリットスクリーン」機能も提供。地図画面から変異することなくスムーズに目的の操作を行えるとする。 オーディオ関連では、「フルカスタム高性能48bitデュアルコアDSP」、「日本ケミコン社製フルカスタムオーディオ用アルミ電解コンデンサー4700μF」などの高音質パーツを採用し、独自の音質チューニングを実施。車室内で最適な音場を創り出す「タイムアライメント」、「13バンドグラフィックイコライザー」や、3ウェイマルチアンプ・マルチスピーカーシステムの構築が可能な「ネットワークモード」などの機能で高音質な音楽を楽しめる。 さらに、圧縮音源をCDに迫る高音質で再生する「アドバンスド・サウンドレトリバー」といった独自の補正技術も備える。 入出力系として、HDMI、USB、RCAを備えるほか、Bluetoothバージョン5.2、5GHz帯のWi-Fiのワイヤレス接続もサポートする。取付寸法は178W×50H×166Dmm、質量は本体が0.98kg、ディスプレイ部が1kg(いずれもコード含まず)。
編集部:松永達矢