外国産豚肉を「国産」と偽り学校給食に提供、食品加工会社元社長らを起訴…1770キロ納品か
給食食材向けの豚肉の産地偽装事件で、横浜地検川崎支部は3日、相模原市中央区の食品加工会社「寿食品」元社長の鹿島敏裕容疑者(63)ら3人を不正競争防止法違反(誤認惹起(じゃっき)行為)で横浜地裁川崎支部に起訴した。元工場長(51)と元従業員(35)の男性2人は不起訴とした。
起訴状などでは、3人は共謀して昨年9~10月、外国産と国産を混ぜた豚肉の産地証明書に「産地は関東地方」などと偽って表示し、相模原市の給食センターのほか12か所に豚肉など計約1770キロを納品したとされる。