ついに“内側”を激写!アウディ旗艦SUV「Q7」次期型、初の湾曲マルチディスプレイ採用へ
アウディのフラッグシップSUVであるQ7が、10年ぶりにフルモデルチェンジを行う。これまでニュルブルクリンクでテストしているプロトタイプは捉えてきたが、このたび初めてその内部を撮影することに成功した。アウディの旗艦クロスオーバーSUV「Q7」次期型がニュル高速テストに出現。そのコックピットをスクープ班のカメラが初めて捉えた。 【画像ギャラリー】アウディ Q7 次期型プロトタイプ スパイショット 初代Q7は2005年に誕生。現行型となる2代目Q7は2015年に登場し、今年1月には改良新型を発表したばかりだが、満を持して10年ぶりの世代交代が行われる。 次期型プロトタイプは何度かキャッチしているが、これまで撮影できなかったのが内部の写真だ。 開発車両のダッシュボードは、黒い布とビニールで完全に隠されている。だが、その形状から湾曲したデジタルインストルメントクラスターと、センタースタックの向こう側まで伸びる湾曲した一体型ディスプレイを搭載していることがわかる。また、助手席にはグローブボックスの上に映画のストリーミングや、ソーシャルメディアアカウントへのアクセスに使用できる独自のスクリーンが装備されるようだ。 このレイアウトは「Q6 e-tron」のものと似ているが、最終的の決定にはもう少し時間がかかりそうだ。また、タッチセンサーボタン付きのステアリングホイールの採用など、コックピットの進化が見られるが、ホイールの右側にあるコラムスティックはどうなっているのかは不明で、トランスミッションシフターが新設計される可能性もある。 エクステリアでは、 歴代初なるスプリットヘッドライトユニットを搭載、メインライトがLEDデイタイムランニングライトの下に配置されることにより、グリルは薄く、ワイド化されていることがわかる。 側面では、サイドミラーをAピラー根本に移動。リヤエンドにはブーメラン型のLEDテールライトの形状が見えるが、暫プレースホルダー(暫定コンポーネント)のため、最終デザインはわからない。またバンパーには開発中のデュアルエキゾーストパイプが装備されていることから、ICEモデルであることは間違いない。 次期型Q7は、同ブランドが投入する最後の内燃機関車の1台になる予定で、さまざまなマイルドハイブリッドおよびプラグインハイブリッドパワートレインが搭載されると予想されるほか、ガソリンとディーゼルのオプションも期待できるだろう。
APOLLO