刃物男が“薬品”も所持の想定…イオンモールで不審者の対応訓練 警察の専門部隊が防護服姿で不審物を回収
愛知県長久手市のイオンモールで、11月6日の開店前、刃物を持った不審者が暴れた想定で訓練が行われました。 刃物を手に、大声を出して暴れる男。6日午前、イオンモール長久手の開店前に防犯訓練が行われました。 客2人が突然男に切りつけられた想定で、3人の警備員が店のカートやさすまたを使って男をじわりじわりと引き離し、駆けつけた警察官が取り押さえました。 訓練はこれで終わりではありません。 警察官: 「おい、これなんだ?」 犯人役の男: 「なんならぶち殺そうと思ったんだよ」 男が持っていたバッグから、薬品とみられる液体の入ったペットボトルが見つかりました。 駆けつけたのは、化学兵器などの処理を担当する警察の専門部隊です。防護服を身に着け、化学物質が漏れ出ていないか確認しながら不審物を回収しました。 もしこうした現場に出くわしてしまった場合について、愛知県警愛知警察署の鈴木智人警備課長は「110番通報や、まずは自分はその場から立ち去る、逃げる。その際に可能であれば『一緒に逃げましょう』と声をかけてほしい」と話しています。