イプシロンS燃焼試験中の爆発事故 計画していた今年度中の打ち上げは「不可能」 鹿児島
鹿児島放送
小型ロケットイプシロンSがエンジンの燃焼試験中に爆発した事故について、JAXAは年度内の打ち上げを正式に「不可能」と表明しました。 【JAXA・井元隆行プロジェクトマネージャ】 「開発を完了するためには、この2段モータの再々地上燃焼試験による検証というものは必須という風に考えておりますので。今年度中の打ち上げは技術的に不可能であるということをJAXAとして正式に確認してもらっております」 11月26日、種子島宇宙センターで行われたイプシロンSロケットの第2段エンジンの燃焼試験中に爆発が起きました。このエンジンは、去年7月に秋田で行われた燃焼試験でも爆発事故を起こしています。 JAXAは調査チームを設置して爆発が起きた原因を調べています。 今後の燃焼試験の場所についてはー。 【JAXA・井元隆行プロジェクトマネージャ】 「能代と種子島ですね。これどちらを使うかというのは、まあ現時点ではまだ決定していない」 また今回の事故がH3ロケットの打ち上げに与える影響については、エンジンの設計の違いや製造データを評価した結果、懸念は無いと判断したとしています。