トランプ氏と会談した韓国・新世界グループ会長…米国事業への期待感上昇
【12月24日 KOREA WAVE】韓国流通大手、新世界グループのチョン・ヨンジン(鄭溶鎮)会長が、米国のトランプ次期大統領と会談した。韓国の企業人が、韓国の政治家や外交関係者に先駆けてトランプ氏と接触した形だ。 チョン会長は16日から21日まで、トランプ氏の長男であるドナルド・トランプ・ジュニア氏の招待を受け、米フロリダ州パームビーチのマーラゴ・リゾートに滞在した。 仁川国際空港で22日、取材に応じたチョン会長は「トランプ・ジュニア氏が多くの人物を紹介してくれ、さまざまな人々と交流し、会話する機会があった。トランプ氏とも会った」と語ったものの、具体的な会話内容には踏み込まなかった。 チョン会長は「トランプ氏とは韓国情勢について直接話を交わしていないが、トランプ・ジュニア氏ら周辺の人物に韓国情勢を聞かれた際は『ポテンシャルの高い国』だと説明した」と述べた。 ただし、今回の訪問はトランプ・ジュニア氏の個人的な招待によるものであり「政府関係者ではないため、韓国を代表して語る資格はない」と強調し、政治的な立場との線引きを明確にした。 新世界グループの米国事業拡大計画についての質問には「ビジネス上の話」だとして多くを語らなかったが、訪米期間中にテスラのイーロン・マスクCEOともあいさつを交わしたことを明らかにした。 11月の米大統領選以降、韓国の政治、外交、企業関係者の中で、トランプ次期大統領との会談が公表されたのは、チョン会長が初めてだ。 チョン会長が主要人物と相次いで会談したことで、新世界グループの株価が急騰している。米国事業拡大への期待感が反映されたとみられる。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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