「いつまでも水原通訳に頼っていた大谷翔平にも責任がある」「収拾シナリオはド軍が書いたのでは?」球界大御所がいまだ尾を引く賭博スキャンダル問題にズバリ斬り込む
ドジャースの大谷翔平(29)が元専属通訳の水原一平氏(39)に口座に無断でアクセスされ、違法賭博で作った450万ドル(約6億8000万円)の借金を返済するために大金を盗まれたと告白した問題について、巨人OBでヤクルト、西武で監督として日本一になり、ロッテではGMも務めた広岡達朗氏が独自の見解を述べた。疑惑は消えておらず、現在MLBが調査中だが、「いつまでも通訳に頼っていた大谷にも責任がある」と、ズバリ斬りこんだ。 【全文掲載】大谷翔平が水原一平氏の解雇と野球賭博の借金肩代わり疑惑に答える
いまだに尾を引く大谷の“賭博スキャンダル問題”に海を越えて球界大御所が“喝”を届けた。ロッテGM時代にボビー・バレンタイン監督を招聘するなどメジャー通の広岡氏が、今回の問題について、こう正した。 「大谷の間違いは、いつまでも通訳に頼っていたことだ。2017年から水原氏とコンビを組み始めたと聞くが、あそこまでベッタリやるのは異常。2、3年で通訳をなくすか、距離を取る必要があったと思う。英語がわからないスペイン語圏の選手でも、もっと早く対応している。詳しい事情はわからないが、大谷の会見の話を聞く限りでいえば、すべてを信頼して任せていたから、こういう問題が起きた。『口座から盗まれた、嘘をつかれた!』じゃなく、すべてを通訳任せにしていた大谷にも責任がある」 大谷の責任論を声高に主張した。 賭博スキャンダルが表沙汰になってから沈黙を守っていた大谷は3月25日(日本時間26日)に記者会見を開き、野球賭博、スポーツ賭博への関与を完全否定。ブックメーカーへの送金を依頼したことなど一切ないと断言した上で、水原氏に「嘘をつかれていた」「勝手に口座にアクセスされてお金を盗まれた」という衝撃的な真相を明かした。 違法賭博による借金が膨らんだ水原氏に450万ドル(約6億8000万円)とされる大金を盗まれたことをハッキリと伝え、3月20日の韓国での開幕戦後のミーティングで水原氏がその問題を吐露し、その後ホテルで1対1で話を聞くまですべてを嘘で塗り固められていて「何も知らなかった」という経緯を丁寧に説明した。大谷の弁護士は「大谷が大規模な窃盗被害にあったことが判明し、当局に引き渡した」との声明を発表している。 当初は、大谷の代理人事務所の広報担当とESPNの取材に答えた水原氏は「大谷に借金を肩代わりしてもらった」と発言。水原氏が大谷と2人で大谷のパソコンを開いて口座にログインして、「50万ドル(約7500万円)ずつを8、9回に分けて送金した」と具体的な証言までしていたが、翌日にすべての発言が撤回され、水原氏も「大谷は何も知らなかった」と“証言”を180度変えた。 多くの疑問点や矛盾点が浮かぶ中、大谷が取材対応をして白黒をつけたわけだが、会見で質疑応答を行わなかったため、米メディアや球界OBなどが「どうやって水原氏は口座にアクセスできたのか」「なぜ大谷も代理人など周囲の人間も450万ドル(約6億8000万円)もの大金が盗まれたことに気がつかなかったのか」などの疑問を投げかけている。
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