【バーレーン便り】今夜発走バーレーン国際T! ヤマニンサンパと挑む団野大成騎手の思い
若手のホープ団野大成騎手(24=斉藤崇)が本日15日の深夜、“世界”に挑戦します。 日本時間16日(土)午前1時35分に発走する、バーレーンインターナショナルトロフィー(G2、芝2000メートル、現地15日=サキール競馬場)で、所属する斉藤崇厩舎のヤマニンサンパ(牡6)に騎乗。異国の地でのタイトル奪取に向けて、準備をしています。 団野騎手はこれまで英国、フランスで短期の研修経験があり、サウジ、ドバイなど海外で積極的に騎乗してきました。以前から海外志向が強く「アメリカやヨーロッパ、ドバイなどでレースに乗りたいという思いは強いですね。海外で乗せていただけるレースがあれば、積極的に行きたいです」と熱く語っていました。そのため、今回のバーレーンでの騎乗に懸ける思いも強いです。 「バーレーンで乗ったことがある(JRA所属の)日本人騎手は今までいないと思います。そんな貴重な経験をできるのは斉藤崇先生、オーナー、その他、この遠征に携わっている皆さんのおかげですし、感謝の気持ちでいっぱいです。強豪がそろいましたが、サンパ自身も具合がいいですし、なんとかいい結果を出したいと思っています」 団野騎手は先週末、京都での騎乗終了後すぐにバーレーンへ飛びました。ふと疑問に思ったのが、バーレーンってどんな国? ということ。中東にある海に囲まれた小さな国というのは分かりますが…。団野騎手に聞いてみると「比較的、過ごしやすいですけど、暑くてムシッとした感じです。ただ、馬は大丈夫そうですし、すごく元気ですよ」とのことでした。人馬とも環境の変化による影響がなさそうなのは何よりです。 日本馬のバーレーンインターナショナルトロフィーへの挑戦は、20年ディアドラ(8着)以来、4年ぶり2度目となります。ヤマニンサンパと、僚馬のキラーアビリティ(牡5)が勝利をつかめるか-。 最後に団野騎手から競馬ファンの皆さまへ、メッセージを預かりました。 「ここまで順調にきていますし、力は出せると思います。日本時間の夜中に発走となりますが、皆さんの応援を力に変えて頑張りますので、応援よろしくお願いします!」 夜遅い時間ですが、皆さん精いっぱいの声援を送りましょう! 【藤本真育】