【忘れるな拉致 県民集会】早紀江さん「帰るまでは生きていて」家族からの願いと焦り【新潟】
11月15日で横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから、47年が経過しました。この週末、新潟市では拉致被害者の救出を求める集会が開かれ、被害者の家族らが苦しい思いと早期救出を訴えました。 【動画】【忘れるな拉致 県民集会】早紀江さん「帰るまでは生きていて」家族からの願いと焦り【新潟】 ■めぐみさんの母・横田早紀江さん 「ものすごく大切な問題がまったく動いていかない。そこが1番分からないですね、何があるんだろうと不思議な感覚。むなしいという感じ。」 2005年から開かれている『忘れるな拉致 県民集』。横田めぐみさんの母・早紀江さんは88歳となり、体調を崩して自宅で倒れることもあると明かしながら、めぐみさんへの思いを語りました。 ■めぐみさんの母・横田早紀江さん 「ちゃんと食べるものだけはきちっと食べて、健康に気をつけて、帰れるんだと、日本が助けてくれる、みんな世界の人たちが見守っていますから、元気で帰ってくるまでは生きていてください。」 47年の月日が流れ、13歳で拉致されためぐみさんも60歳。拉致被害者家族会の代表を務める弟・拓也さんは、石破総理に対して北朝鮮との交渉実現を強く求めました。 ■拉致被害者家族会 横田拓也代表 「『国民が怒っているぞ』と石破総理が自らの言葉で熱量を持って、金正恩委員長につきつけてほしい。」 特定失踪者・大澤孝司さんの兄・昭一さんは、孝司さんが北朝鮮の農村部で暮らしていると政府筋の情報を聞いたことを明かしました。 ■孝司さんの兄・大澤昭一さん 「(政府には拉致認定を)受け入れるところは受け入れて、生存している日本人を一刻も早く救出してください。」 集会の最後には、早期解決を求める3万3000人あまりの署名が拉致問題を担当する内閣府の辻清人副大臣に手渡されました。