【横浜好き】『勝負の9月』に起こったベイスターズの様々なニュース
レギュラーシーズンも残すところ2週間余りとなりましたが、クライマックスシリーズ進出圏内をかけた戦いは最後まで続きそうです。7月中旬から8月頭にかけての9連敗から、なんとか立て直してきたベイスターズですが、今回は『勝負の9月』に起こった様々なニュースをまとめてみたいと思います。
◆牧秀悟が球団史に残る記録を達成 11日の阪神戦で、牧秀悟が初回に自身6試合ぶりとなる20号先制ソロ本塁打を放った。この一発でルーキーイヤーから4年連続の20本塁打となり、13年連続の清原和博(西武など)、12年連続の原辰徳(巨人)、8年連続の有藤通世(ロッテ)、5年連続の石井浩郎(近鉄など)に次いで史上5人目の記録となった。
さらに13日の中日戦では、4回にプロ4年目で初の2ケタ盗塁となる二盗を決め、自身初となる20本塁打&10盗塁を記録。今年はMLBで話題になっている大谷翔平の50-50には及ばないが、20-10も球団史上2人目、今季両リーグで初の記録となっている。
そして、19日の巨人では4打数3安打の猛打賞で、新人から4年間の通算安打数が599本となり、高橋由伸(巨人)の597本を抜いて歴代4位に躍り出た。今季は打点数がやや物足りない感もある牧だが、11日からは2番で起用されるなど、打線のキーマンとして変わりない活躍を見せている。
◆山本祐大、死球骨折で離脱 3位争いの直接対決となった15日の広島戦。山本祐大が5回の打席で右手首付近に死球を受けて途中交代。試合後の診断で右尺骨骨折が判明し、今季の出場が絶望的となった。
今季は108試合出場と正捕手格となっていた山本は、リーグ2位の打率.291と『打てる捕手』としてチームを牽引。絶対的エースとなった東克樹とは昨季から全試合でバッテリーを組み、ヒーローインタビューでの「祐大のおかげ」は定番となっていた。
首位打者も狙えた扇の要の離脱は大きな痛手となったが、翌日の試合ではベンチに背番号「50」のユニフォームが掲げられ、スタメンマスクを被った伊藤光が、3安打2打点の活躍でチームは11-2で大勝。戸柱恭孝も含めて、ここまで出番の少なかったベテラン捕手にとって、存在感を発揮する時が来たと言えそうだ。