【横浜好き】『勝負の9月』に起こったベイスターズの様々なニュース
◆ウィック、三浦大輔監督からの一喝で『覚醒』 8月27日の阪神戦で2番手として登板し、連続四球と安打で無死満塁のピンチを招いて降板となったウィック。マウンドに向かった三浦大輔監督に対して、交代拒否の態度を見せたが、監督は「Change!」と強い口調で降板を命じた。
試合後に「自分に対しての不甲斐ない気持ちがあった」と振り返ったウィックは、9月4日の広島戦でリベンジの舞台に。ここで2イニングを投げて被安打0、無失点に抑えると、以後は9月8試合、9回2/3を投げて無失点と無双の投球を続けている。
かつては『ハマの番長』と呼ばれた三浦監督だが、監督に就任以降は感情を露わにすることが少なくなっていた。監督就任4年目で見せた熱い姿が好結果をもたらしているようだ。
◆大和、来季の戦力構想外に この時期になると、オフの人事に関するニュースも徐々に出始めている。18日には、大和が来季戦力構想外であることをスポーツ紙各紙が報道。大和は今季42試合に出場して打率.247、3打点。内外野をこなす堅守は健在だが、持ち味のひとつである勝負強い打撃は影を潜めていた。
2017年オフに阪神からFA権を行使して移籍後は、2019年に遊撃手のレギュラーとして139試合に出場するなど、チームに欠かせない存在となっていた大和。近年は体調面の不安が続き、2022年オフには幼少期から慢性腎臓病を患っていることを告白。
さらに2023年には国内で数百人しかいないと言われる「デント病」であることも判明し、生体腎移植の可能性も示唆している。チーム最年長として、存在感の大きい選手だったが、本人は現役続行も希望しており、今後の去就が注目される。
◆先週の度会隆輝(9月10日~9月18日) 10日のイースタン・リーグ巨人戦に1番・ライトで出場した後、好調な打撃を買われて11日からの7試合では3番で起用されている。
巨人との2連戦は4打数2安打、4打数1安打(1打点)、13日からの埼玉西武3連戦では5打数2安打、3打数0安打、4打数0安打と無安打が2試合連続無安打。16日からのオイシックス新潟戦では初戦に5打数3安打全てタイムリーの4打点と爆発し、4打数2安打2打点、4打数2安打と3試合全てでマルチ安打を記録した。
文:大久保泰伸
大久保泰伸