夜空に浮かび上がる「和」文字 岡山・和気でまつり、精霊流し復活
岡山県和気町の盆の風物詩「和文字焼きまつり」が16日夜、行われ、町名にちなんだ「和」の1文字が炎となって夜空に浮かび上がった。 【動画】夜空に浮かび上がった「和」の火文字 午後8時、町中心部の観音山の西斜面に設置された89基の炉に点火。縦65メートル、横75メートルにわたって巨大な文字が燃え上がり、吉井川対岸の河川公園(同町田原下)に集まった大勢の観客が歓声を上げて写真や動画に収めていた。 祖母を今春亡くしたパートの女性(37)=同町=は「ユーモアにあふれ、家族思いだった祖母を思い出しながら眺めました」と話した。 4年ぶりにまつりを開いた昨夏、川の増水で取りやめた精霊流しが復活。町出身で町PR大使を務めるお笑いコンビ・見取り図のリリーさんのトークイベントもあった。 和気商工会などの実行委と町が主催。京都の五山送り火を参考に1987年から行っている。