新SNS「mixi2」の気になる使い勝手…「X」と「Threads」に変わるのか? 識者が見解
2004年にサービスが開始し、一躍ブームになった株式会社MIXIのソーシャル・ネットワーキング・サービス「mixi」。今月16日から、同社の新しいSNSサービス「mixi2」が開始された。元祖とは異なり、アカウントなどは紐づかず、独立したサービスとなる。現在、招待制でユーザーを増やしているが、短文共有SNSでX(旧ツイッター)と類似する印象だ。初代のユーザーで、08年に日本でサービスが開始された「Facebook」を使っている世代には懐かしさもあるようで、早速、招待枠を公開し合う投稿であふれている。 【写真】「夏場の男性の匂い」「おじさんの詰め合わせ」「パーカーおじさん」…2024年は男性揶揄ネタ炎上元年だった! だが、20年4月開始の音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」はすでに過去のものになり、23年7月にスタートしたSNS「Threads(スレッズ)」は、当初Xのライバルとして期待されていたが……。 スレッズは同じメタ社のインスタグラムやフェイスブックとも連携できることから、Ⅹに比べて匿名性が低く、トラブルなどが起きにくいとみられていた。しかし、検索ワードに『スレッズ 悪口』と出てくるほどで、多くの利用者から「愚痴や悪口が多い。批判の投稿の方がバズる」「結局、Xに戻った」などと不満が出ているという。 となれば「mixi2」も一過性になってしまうのか。ITジャーナリストの井上トシユキ氏が言う。 「スレッズは悪口もですが、身バレのリスクも伴うので、そもそも意味のある投稿をしている人が少ない。上辺の会話だったり、仕事上のPRだったり。本音を吐き出したいというSNSの特性はいかせないようです。ただ、最近はXが酷く荒れていて、インプレゾンビ(閲覧数を稼ぐことで収益を目的とする)やアダルトサイトへの誘導投稿などが目立っている。個人情報を隠せて、本音で話せる新たなSNSを探している人も多いなか、登場したのが『mixi2』。18歳未満の利用が禁じられている点でも、期待できます」 井上氏によると、使い勝手はフェイスブックとXの中間の印象だという。半年後には主要SNSになっているだろうか。 ◇ ◇ ◇ スレッズは成功したのか?●関連記事【もっと読む】市川團十郎もソッポ…本家ツイッター“消滅”でもスレッズが覇権を握れない「致命的弱点」…に詳しい。