横浜FMが4連勝で白星先行なるか? それとも神戸の4戦ぶり勝利か?
次が大事である。中断明けの『2024明治安田J1リーグ』第25節で白星を手繰り寄せた横浜F・マリノスはこれで3連勝。10勝5分10敗と星を五分に戻した。連勝の勢いを得て、どれだけ白星先行に転じていけるか。『明治安田J1』第26節・ヴィッセル神戸戦が重要な意味を持つ。 【PHOTO】大迫勇也(ヴィッセル神戸) 前節・北海道コンサドーレ札幌戦では前線のブラジル人トリオが躍動した。4分左ウイングのエウベルがドリブルでボールを運び、右ウイングのヤン・マテウスとのパス交換から左足をダイレクトで合わせて横浜FMが幸先良く先制。13分に同点に追い付かれたが、31分に右SB松原健のスルーパスにY・マテウスが抜け出しGKとの1対1を冷静に沈めて再びリードする。51分にはボランチ渡辺皓太のスルーパスに反応したY・マテウスが最終ラインの裏を取り、並走するCFアンデルソン・ロペスへ横パスを放つと、エースが難なく決めて3-1。7分後に1点返され、なおも攻め込まれたが、その後はゴールラインは割らせず。3-2で3連勝をマークした。 しかし、手放しで喜べる勝点3ではなかったのも確か。この試合は札幌の決定力に助けられた面もある。試合後、ジョン・ハッチンソン監督も「3点とも素晴らしいゴールで、クラブが目指すスタイルを見せられた。だが、2失点は残念。サッカーは何が起こるかわからない。いいサッカーができた中、このような失点をなくさないといけない。練習から修正し、次に向かいたい」と勝って兜の緒を締めた。 次戦が大事なのは神戸も同じである。神戸は前節・川崎フロンターレに0-3の完敗を喫した。前半は連動した攻撃を見せる川崎Fと、縦に速い攻撃とセットプレーから好機を作る神戸の構図で0-0ながら好ゲームを予感させたが、試合終了間際に右サイド・飯野七聖が2枚目となる警告を受けて退場。先制点を献上した6分後の63分にはCBマテウス・トゥーレルが一発退場となり、万事休す。蒸し暑い中での2人少ない状況ではさすがの神戸もできることは少なかった。これで神戸は3戦勝利なし、12勝6分7敗・勝点42の5位まで順位を落とした。首位に勝点8差は変わらないが、これ以上足踏みは許されない。とにかく切り替えて、1か月ぶりの勝ちを手にしたいところ。 リーグ戦の通算対戦成績では横浜FMが29勝12分10敗と勝ち越している。しかも、直近10試合では7勝1分2敗と圧倒する。第7節でも前半は神戸ペースで進むも、後半早々にA・ロペスがこぼれ球を詰めて先制。66分にエース大迫勇也の負傷交代によってピッチに投入された宮代大聖がすぐさまヘディング弾を決めて試合を振り出しに戻すも、75分にGK前川黛也が一発退場に。すると83分ボックス右角でボールを受けたY・マテウスが左足を振り抜いてビューティフルゴールがズバリ。横浜FMが勝点3を持ち帰ったのだった。 果たして、横浜FMが4連勝を飾るのか、神戸が4試合ぶりに白星を勝ち取るのか。『明治安田J1』第26節・横浜FM×神戸は8月11日(日・祝)・日産スタジアムにてキックオフ。選手入場時にスタジアムを暗転、水と光による特別演出・トリコロールスプラッシュを実施する。試合前の西ゲートでは射的や輪投げ、スーパーボールすくい、わたあめ、ポップコーンなど縁日ブースが登場。チケットはチケットF・マリノス(Jリーグチケット)にて発売中。試合の模様はDAZNにて生中継。