<ここに注目>初出場・和歌山東は好投手ぞろい 倉敷工打線は大会屈指 センバツ
倉敷工・福島貫太主将の話
打撃に力を入れているが、守備も走塁も全ての面で攻めていく野球をモットーにしている。(和歌山東は)近畿大会決勝まで勝ち進んでいる。どれだけ相手が強くても自分たちの野球を貫きたい。
1957年と68年にセンバツでベスト4
1939年、県倉敷工業学校として開校。48年に県立倉敷工業高校に改称した。校訓は「誠実・健康・創造」で、自主的な実践力を持つ工業人の育成を目指している。機械科、電子機械科、電気科、工業化学科、テキスタイル工学科の五つの専門科がある。 硬式野球部は41年創部。センバツは57年と68年にベスト4進出を果たした。夏の甲子園にも9回出場。OBには2008年の北京オリンピックで野球日本代表のスコアラーを務めた三宅博さん、プロ野球の阪神などで活躍した片岡新之介さん、中日の福島章太投手らがいる。
倉敷工の松岡平八郎・野球部OB会長「たくさん点を取って」
昨秋の戦いぶりを見て、私は絶対センバツに出場できると思っていました。倉敷工の伝統は豪快な打撃で、岡山県大会ではクリーンアップを担う福島貫太、日向悠、若林晴斗の3選手がよく打っていました。中国大会でもしぶといバッティングだったと思います。投手も抑えるべきところは上手に抑えていたのではないでしょうか。 前回の甲子園出場から13年ぶりというのは、倉敷工野球部の歴史では一番、間隔が空きました。年配のOBは「死ぬまでにもういっぺん、出られるだろうか」と心配していたので、非常に喜んでいます。 これまで甲子園ではロースコアに終わることがあまりなかったので、今回も打ち合いになるのかなと思っています。選手たちには思いきって豪快な野球をしてほしいです。たくさん点を取って、アルプススタンドで応援する私たちを盛り上げてください。