【中山金杯】決め手データなしの超難解レース 好相性ローテで中山もこなすエピファニーが有力
年明けの中山芝はAコースからCコースへ
一年の計は金杯にあり。今年は6日が土曜日のためJRAの競馬は5日からではなく、1日遅いスタートになる。すでに地方競馬に参加して勝っている方も負けている方も、お正月を実家でのんびり過ごした方も、この3連休は最後の休養日になる。翌週火曜日から2024年の日常が本格的にはじまる方も多いだろう。日常が猛スピードで走り出す前に、馬券を当て、気分よくいきたいものだ。 【ホープフルステークス2023 注目馬】自在性高く安定感と能力はピカイチ! SPAIA編集部の注目馬を紹介(SPAIA) そうはいえど、東西金杯は厳冬期の変則日程のもとで行われるGⅢのハンデ戦であり、基本的に難易度が高い。 中山芝2000mを舞台に行われる中山金杯は馬場の傾向変化にも気をつかう。実質ホープフルSから続く連続開催ながら、AコースからCコースに替わるため、暮れの傾向が通用しない。中山のような小回りコースで内ラチが外に出てくるとどうなるか。コーナーが多少緩やかになると同時に、Aコースより外に振られるため、距離ロスが大きくなる。厳冬期の馬場は速い脚を使いにくく、自然と内を立ち回る優位性が増す。だが、その内も渋滞を引き起こすリスクがあり、最善手とは限らない。 また、好位から馬群を抜け出せる一瞬の脚が必要になり、そういったタイプは自然と上位人気だったりもする。だが、中には小回り適性が高く、大箱だと大敗してしまう馬もいて、それが穴になる。まずは小回り向きの機動性には注目しないといけない。データは過去10年分を使用する。 1番人気は【4-1-3-2】勝率40.0%、複勝率80.0%でここだけはアテになる。2番人気から5番人気は横一線で、6番人気以下は複穴候補としたい。10番人気以下も【0-0-3-67】複勝率4.3%。中山で3連系を買う場合は、人気薄まで手広くケアしないといけない。 年をまたいで一斉に年を重ねるサラブレッドの世界。だが、傾向は暮れから変わらない。4歳【3-3-2-19】勝率11.1%、複勝率29.6%、5歳【3-3-2-20】勝率10.7%、複勝率28.6%。基本は若い馬中心でいいが、ハンデ戦で実力差がならされるせいもあり、6歳【3-4-3-36】勝率6.5%、複勝率21.7%も通用する。