インテル・マイアミ主将メッシ、クラブ史上初のMLSカップ優勝へ意気込み…米国ファンやプレースタイルにも言及
インテル・マイアミのリオネル・メッシは、メジャーリーグ・サッカー(MLS)やプレーオフについて語った。 2004年にバルセロナでファーストチームデビューを飾って以降、大きな活躍を残してきたメッシ。バルセロナでチャンピオンズリーグ制覇やラ・リーガ優勝、アルゼンチン代表でワールドカップ優勝やコパ・アメリカ連覇、そして史上最多8度のバロンドール受賞などチームと個人で数々のタイトルを手にしてきた。 2023年夏からはアメリカのMLSのインテル・マイアミでプレーするメッシは、この度『433』でジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏と対談。アメリカでの様子やプレーオフについて語った。 「僕が加入した当時、クラブは始まったばかりだった。移籍の話が届いたとき、これが実現するための多くの理由があったと思う。インテル・マイアミの成長を助けるとか、僕の興味を引き付けたと思うし、僕は今幸せだ」 「(MLSと他のリーグの違いは?)たくさんの情熱がある。ここに来るまで正直知らないものだった。バスケットボールや野球、アメリカン・フットボールに対しての情熱は気づいていたけど、フットボールへの情熱はあまりないかもしれないと思っていた。でも、とても驚かされた。とても競争力の高いリーグだ。ホームチームにはたくさんの応援があるから、アウェーチームにとっては難しいものだ。アメリカのどこに行っても満員のスタジアムを目にできる。献身的なファンがたくさんいて、地元のチームを応援している。僕は何も知らなかったから、すべてのことが僕を驚かせた。とても楽しんでいるし、本当に気に入っている」 「彼らは将来のタレントに対して多くの投資を行っている。若手選手たちにとって最高のチャンスだと思う。リーグが飛躍するための最高のチャンスで、その結果、MLSや若手の成長を助けられ、タレントの発掘にもつながると思う。状況や僕の年齢により、僕のプレースタイルを少し変えた。僕はすべてのことに適応している最中で、自分自身を見つめ直し始めたし、リーグに適応している。これは僕にとって初めてのことだ。でも、最初からとても快適に感じていた」 また、初めてのMLSフルシーズンでインテル・マイアミをカンファレンス優勝に導いたメッシは「僕たちはこれだけのことをやったのだから素晴らしいことだった。クラブを成長させるためにはタイトルを取らないといけないし、競争力がないといけない。クラブはMLSで悪い1年を終えた後だった。僕が加入してすぐにリーグスカップを制して、クラブにとって初めてのタイトルだった。これは僕たちみんなにとって素晴らしいことだった」と話し、さらなるタイトル獲得に向けて意気込みを語った。 「今、僕たちはプレーオフを勝ち抜き、MLSカップを勝ち取って再びタイトルを掲げることを目指している。さらなるものを求める哲学があるから、このクラブに限界はないし、彼らがここまでやって来たことがそれを表しているし、MLS、そして世界の偉大なクラブになるために成長を続けている」 「(シーズン勝ち点記録更新は)難しく、とても大きなものだったから、僕たちは幸せだったし、この功績を祝った。でも、僕たちが望んでいる本物のタイトルはMLSカップであることを認識しているし、僕たちはこのために戦うことになる。精神面でも準備しないといけない。シーズンを通して僕たちはミスをしてきたし、避けられるものだった。多くの馬鹿げたものもあった。ミスの代償を払い、敗退することになるから、プレーオフではあってはいけないものだ。僕たちはこれまで以上に強くなり、アドバンテージを掴まないといけない。(優勝のチャンスについて)僕たちは本命の1つだと思う。タフなチームもあるし、僕たちにとって簡単なものにはならないと思う。僕たちがリスペクとしているように彼らも僕たちをリスペクとしていると思う」