奄美山羊島観光に「ふるさと企業大賞」受賞 地域振興、活性化に貢献
一般財団法人地域総合整備財団(ふるさと財団)が、地域振興や活性化に取り組む事業者を表彰する「ふるさと企業大賞」(総務大臣賞)に、鹿児島県奄美市名瀬の奄美山羊島観光(有村修一代表取締役社長)が選ばれた。奄美市役所で6日、表彰伝達式があり、同財団の瀬戸紳一郎専務理事から有村代表へ表彰状が、安田壮平奄美市長から奄美山羊島ホテルの碩朋美支配人へ記念の盾が贈られた。 過去に自治体などが貸し付ける「ふるさと融資」を活用して地域経済や雇用、魅力あるふるさとづくりなどに貢献した民間事業者を表彰する制度。今年度は全国で10社が受賞した。奄美市からの表彰は初めて。 奄美山羊島観光は2013年、奄美市名瀬でリゾートホテル「奄美山羊島ホテル」を開館。地元在住者の雇用や世界自然遺産を意識した環境改善、地産地消の食材提供など、地域に密着した取り組みを進めてきた。 表彰伝達式で、ふるさと財団の瀬戸専務理事は「引き続き産業振興、地域振興の中心的な担い手として活躍されることを大いに期待する」とあいさつ。続いて安田市長も祝辞を述べた。 有村代表は「(他事業所などとも)連携して奄美大島の交流人口増に少しでも貢献できれば。受賞は思いがけず本当にうれしい限り。皆さまに感謝申し上げる」と語った。 式には同社関係者や鹿児島銀行大島支店の中村義博支店長、奄美大島信用金庫の伊東寛久理事長らも出席した。
奄美の南海日日新聞