PCR無料検査事業めぐる補助金不正 大阪府が返還求め8事業者を提訴へ
新型コロナの無料検査事業をめぐり、大阪府は補助金を不正に受け取った8つの委託業者に対し、返還を求めて訴えを起こす方針を決めました。 大阪府は2021年から去年3月末まで、370事業者に委託して府民らがPCR検査を無料で受けられる事業を進めました。 このうち12事業者が検査数を水増しするなどして、補助金あわせて81.9億円を不適切に申請していたことが府の調査でわかり、各事業者に交付分の返還を求めていました。 府によりますと、分割で返還を進める事業者がある一方で、返還計画が現実的ではなかったり、連絡が途絶えたりしている事業者もおり、返還請求から約1年が経った現在も約59.3億円が未納だということです。 こうした状況を受け、府は14日の議会で、8事業者に対して訴えを起こす方針を決めました。 準備が整い次第、速やかに提訴の手続きに入る予定です。 無料検査事業をめぐっては、複数の事業者がすでに逮捕・起訴されています。
ABCテレビ