地元メディアは筒香レイズ入団を好意的報道「外野、三塁、一塁できる」「前向き補強」「NYみたいなメディアもいない」
「またレイズは、過去にも日本からの選手たちとの契約には注意深く、正しくフィットする選手を選んできた。ここで大リーグのキャリアを始めた最後の選手は、岩村明憲で、とても良い活躍を見せた」と、リーグチャンピオンにチームを牽引した岩村を例に出した。 筒香は、レイズでプレーした日本出身の選手としては、投手の野茂英雄、内野手の岩村明憲、外野手の松井秀喜に続く史上4人目となる。 また筒香の実力については、こう分析した。 「打撃では筒香はトミー・ファムが残したような成績を左打席からもたらしてくれるだろう。筒香は、左投手、右投手にも分け隔てなく成績を残してきた。ファムのように出塁率の高い選手で(過去6シーズンで.373)、2017年から毎年、最低22本塁打を放っている」と、パドレスへトレード移籍が決まったばかりのトミー・ファム外野手(21)の数字と比較した。ファムは今季145試合に出場して打率.273、21本塁打、68打点、25盗塁を記録している。 「ただし筒香はファムのようなスピードは持ち合わせておらず、守備力も平均的だと見られている。守備ポジションでは、多様性を持ち合わせている。彼は三塁手、レフトやDH、必要であれば一塁手でもプレーできる。ファムはレフトのみだった」と評価した。 さらに「もし彼に素晴らしい守備がなければ、レイズは、別のやり方で投手や筒香をカバーすることができる。例えば、(左打者が並ぶ打線に右投手が先発した場合など)三塁手でも起用できる。もしフライボール投手が登板すれば、筒香には内野を守らせ、ゴロを打たせる投手が投げれば外野に起用できる」と起用法に言及。 「筒香の監督は、レイズの2020年に向けて前向きな補強のスタートとなるに違いない」と期待を寄せていた。 入団会見を終えた筒香は来年2月のキャンプインに備える。