鷹木信悟が王者HENAREを撃破しNEVER無差別級王座奪還「テッペンにいくために、動くからな」
「ベルトも奪還したぞ。鷹木信悟20周年イヤー、辰年、これで終わりじゃねえぞ」
新日本プロレスは9月29日(日)、兵庫県神戸ワールド記念ホールにて、「DESTRUCTION in KOBE」を開催した。 【動画】HENAREvs鷹木信悟(試合ハイライト) 「DESTRUCTION in KOBE」 日時:2024年9月29日 (日) 14:30開場16:00開始 会場:兵庫・神戸ワールド記念ホール 観衆:4,528人(満員) 第7試合ではNEVER無差別級選手権試合が組まれた。王者HENAREに挑戦するのは、前王者の鷹木信悟。今年3度目の対決となり、互いに譲れない戦いが繰り広げられた。 HENAREは、9月9日の後楽園ホール大会で高橋ヒロムを退け初防衛に成功し、勢いに乗っていた。一方、鷹木は6月にHENAREに王座を奪われ、そのリベンジを果たすべく再び挑戦者としてリングに上がった。 両者の過去の対戦では、6月9日の大阪城ホール大会で両者KOの引き分け、続く6月16日の札幌大会ではHENAREが王座奪取に成功しており、互いの力が拮抗していることが明らかだった。 この日の試合は、ゴングと同時に激しいぶつかり合いで幕を開けた。HENAREと鷹木は、互いに力強いショルダータックルを繰り出し、その場でエルボーの打ち合いが展開された。 鷹木は王座奪還に燃え、得意のパンピングボンバーでHENAREを攻め立てるが、HENAREもラリアットで反撃し、互いに譲らない攻防が続く。 場外戦ではHENAREが鉄柵を使った攻撃を仕掛け、さらにミドルキックを連発して鷹木を追い込んだ。しかし、鷹木も持ち前のしぶとさを発揮し、激しい応酬に応じた。 試合が進むにつれ、HENAREはアルティマで鷹木を締め上げる場面があったが、鷹木はそれを耐え抜き、反撃に転じた。両者の打撃戦は次第にエスカレートし、鷹木の強烈なエルボーとHENAREのラグビーボールキックが交互に炸裂した。 試合終盤、鷹木が雪崩式ブレーンバスターを決め、HENAREを一気に追い詰めるも、HENAREはその勢いで反撃に転じ、ヘッドバットやボディブローで応戦した。 両者の一進一退の攻防はまさに紙一重であり、どちらが勝利するか予測できない展開が続いた。 最終的に鷹木は、自らの代名詞であるパンピングボンバーでHENAREを倒し、さらにラスト・オブ・ザ・ドラゴンを繰り出して3カウントを奪取。これにより、鷹木はNEVER無差別級王座を奪回した。 試合後、HENAREは自ら鷹木にベルトを渡し、その姿には王者としてのプライドが感じられた。 鷹木は、勝利の余韻に浸りながら肩にベルトをかけ、天を指差しつつ花道を後にした。 <試合結果> ▼第7試合 60分1本勝負 NEVER無差別級選手権試合 <第45代チャンピオン> HENARE × vs <チャレンジャー> 鷹木信悟 〇 19分23秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め ※鷹木が第46代チャンピオンとなる