「もう無理かも…」話題の歴史カードゲームを生んだ、現役大学生の“苦難”。資金不足で諦めかけたときに出会ったもの
資金不足をカバーしたのは〇〇だった!彼らが思い描く「歴史を楽しく主体的に」した先にあるものとは
  現役大学生4人がイチから作った、話題のカードゲーム「ハイストリー」誕生秘話。   【マンガの本編を読む】「日本を変えてやるぞ!と思う子が出てきてほしい」ゲームに込めた思いとは…… ビジネスコンテストの賞金で総額で40万円ほどを手にしたが、カードゲーム全ての絵柄をプロに依頼するにはあまりにも資金が足りなかった。さらに製造費や素材、パッケージなどの費用も必要となると資金はさらに必要になる─。
もう無理かも…諦めかけたときに出会ったもの
『自分たちが作るカードゲームを世に送り出すことはもう無理かもしれない』 ハイストリー誕生において最大の苦難の訪れに思わず諦めかけた4人であったが、半年以上足踏み状態が続いたある日…。
イラストの完成までにかかった時間は……
画像生成AIでイラストを作成することにチャレンジした4人。しかし、描いてほしいものをAIに正しく伝えるためには、複雑なプロンプトを作成しなければならず、最初は失敗続きだった。 数ヵ月かけて、とうとうイラストは完成。ついにカードゲームの製作がスタートします。それからわずか1年半。次々に新作を生み出し、イベントの開催なども行っている4人。 このマンガを製作中だった5月、彼らは初のクラウドファンディングを実施。 クラファン開始17時間で無事に1stゴールの目標金額の50万円を、残り4日で2ndゴールの100万円を達成。 これによって彼らは「ハイスト教科書版」(小学校の教科書に出てきたり、理由があって大きく取り上げられるような特に著名な歴史人物を選んでカードゲームにしたもの)を1,000個、学童やこども食堂などに寄付するのだそうです。 ハイストリー誕生秘話のエピソードはここまでになります。最後になりましたがここで彼らがクラウドファンディングの最後のページに綴ったものをご紹介させて頂きます。 ------------------- 歴史は、誰しもが何か壁にぶつかった時、昔の頭のいい人の失敗や成功が詰まったものとして助けになるものだと思っています。 役に立つものだと頭ではわかっていても、面白くないと思ったものに取り組むことは難しいです。こどもたちにとっては尚更そうだからこそ、「楽しい!」「面白い!」と感じる体験が必要だと考えています。 カードゲームで楽しく歴史に触れて人物や出来事の繋がりを自然と理解する。そんな価値をこどもたちに届けられたら、この世界はもっと他者のことを考え、過去を参照して挑戦する人が増えるのではないかと考えています。 ------------------- 次回は実際に彼らが作った歴史カードゲームの遊び方や魅力をご紹介したいと思います。 ぜひ最後までお付き合いください!
【Profile】まめねこ(@ma.me.ne.ko)
9歳 5歳の男の子二児の母。Instagram(@ma.me.ne.ko)にて、体験談のマンガ化が反響を呼ぶ。フォロワー数10万人。マイノリティーの悩みから子育て、社会問題に至るまで幅広いテーマを描く。 FRaU、ダ・ヴィンチweb、ベビーカレンダー等のオンラインメディアにて不定期連載。Yahooクリエイター、napbiz公式ブロガーとしても活動中。ブログ:まめねこノート
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