巨人・岡本和真、甲斐拓也&R・マルティネスの加入を歓迎「一緒に強いチームを作る」
令和の最強軍団を束ねる。巨人・岡本和真内野手(28)が21日、東京・新宿区のスポーツ用品店「Alpen TOKYO」で開催されたイベントに出席。甲斐拓也捕手(32)、ライデル・マルティネス投手(28)ら新戦力を歓迎した。来季は主将制が廃止される。今季まで2シーズン、主将を務めた岡本和は「入ってきた人たちと強いチームをつくれるように」と、リーグ2連覇、2012年以来13年ぶりの日本一奪還を誓った。 【写真】新戦力として加入したライデル・マルティネス 穏やかな表情の裏で、言葉の節々に〝主将〟としての覚悟がにじんだ。名実ともにチームの顔となった岡本和が、大型補強して臨む来季への決意を示した。 「(新戦力の加入は)すごく待ち遠しいですし、僕たちも頑張らないといけない。入ってきた人たちと一緒に強いチームをつくれるように頑張りたい」 今オフは球界屈指の捕手の甲斐(ソフトバンクからFA)、中日で通算166セーブのマルティネス、新外国人のキャベッジ(前パイレーツ)を獲得。入団が決定的な田中将大(前楽天)も輪に加わる。近年まれにみる〝スター軍団〟となるが、岡本和は主軸として背中でまとめていく。 4度の日本一を経験した甲斐とは世界一に輝いた昨年3月のWBCで共闘しており、既に連絡を取ったという。ソフトバンクと戦った2019、20年の日本シリーズでは2年連続で4連敗。苦い経験から、甲斐を「嫌らしい捕手だなと敵ながらに思っていた。味方になるのは心強い」と歓迎した。同い年のマルティネスには「顔がベビーフェースなので優しい印象」と、ちゃめっ気たっぷりに印象を明かした。 この日は東京・新宿区のスポーツ用品店「Alpen TOKYO」で開催されたイベントに出演し、使用するローリングス製のグラブや守備へのこだわりを披露。三塁手と一塁手で1度ずつゴールデングラブ賞を受賞している名手は「最低限のことができるように。(守備位置は)言われたところをやりたい」と語った。 リーグ2連覇を目指す来季は20年ぶりに主将制が廃止される。阿部監督は「全員がキャプテンになったつもりでやったら、とてつもないチームになる」と意図を明かしている。頼れる背番号25を中心に一致団結し、日本一へと突き進む。(樋口航)