「日本のヒグチから支援の手」“失格→引退”の女子レスリング選手へ樋口黎がエール! インドメディアも続々反応「彼ほど苦悩を理解できる人はいない」【パリ五輪】
力強い言葉にインドメディアからも称賛の声が相次いでいる。 終盤戦に突入したパリ五輪で現在、騒動の渦中にいるのは、女子レスリングフリースタイル50キロ級のビネシュ・フォガト(インド)だ。今大会は、初戦で“絶対女王”須﨑優衣を下し、自身初の決勝進出を果たしたが、2日目に計量失敗…。約100グラムの「体重超過」による失格処分が下され、その後、X上で突然の現役引退を表明した。 【画像】随時更新!パリ五輪で輝いた「日本人メダリスト」を厳選ショットで一挙紹介! これを受け、今大会の男子レスリングフリースタイル57キロ級で金メダルを獲得している樋口黎は、自身のXを更新。「あなたの苦しみは私が一番理解しています。同様に50グラムでした。周りの声を気にしないでください。人生は続きます。挫折から立ち上がるのは最も美しいことです。ゆっくり休んでください」とエールを送っている。 3年前の東京五輪予選では、自身もわずか50グラムの体重超過で失格となった樋口。そんな日本人レスラーからの愛情あふれるメッセージには、ビネシュの母国メディアも続々と反応を示しており、なかでもインド誌『India Today』は、「ヒグチほどビネシュの苦悩を理解し、彼女が経験したことを理解できる人はいないだろう」と報じた。 さらにインド紙『The Indian Express』は、「日本のヒグチがビネシュに支援の手を差し伸べる」と速報。「50グラム超過で東京五輪予選失格という過去の失望を乗り越えたヒグチは、見事な復活を遂げている」と今大会の活躍ぶりを称え、「勝利後にビネシュとの連帯を示し、困難に直面している彼女にサポートを提供した」と伝えている。 なお、ビネシュは今回の失格処分を不服としており、銀メダル授与を求めてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴した。 構成●THE DIGEST編集部
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