「この役は僕以外にやらせたくない」実写【推しの子】櫻井海音がオファー時の心境と覚悟を語る
11月28日(木)よりPrime Videoにてドラマシリーズが配信、12月20日(金)よりその続きを描いた映画が公開される実写『【推しの子】』から主演・櫻井海音のスチールが解禁された。 【全ての写真】座長として実写【推しの子】を支える櫻井海音の撮影の様子を写したスチール写真3点 赤坂アカと横槍メンゴのタッグによる原作の同名漫画は、2020年に週刊ヤングジャンプにて連載スタート。伝説的アイドル・アイの子どもとして転生するファンタジックな設定とショッキングな描写もいとわないサスペンス要素、“芸能界”に躊躇なく切り込む斬新なストーリーで幅広い世代に話題となり、コミックは累計1,800万部を売り上げ(2024年7月現在)アニメ第2期も現在放送している。そんな中、決定した実写映像化プロジェクトには主演・櫻井海音ほか、齋藤飛鳥、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき、あの、成田凌など今をときめく最旬キャストが集結した。 「僕にとって演じることは、復讐だ」と、母であるアイ(齋藤飛鳥)の死の真相を巡り、復讐心を燃やして“芸能界”へと潜り込むアクア役に体当たりで挑んだ櫻井海音。近年は『VIVANT』(2023/TBS)や『アオハライド Season1』(2023/WOWOW)など話題作への出演が続き、俳優として着実にキャリアを重ねる櫻井だが、本作への挑戦には「大きなプレッシャーを感じた」とコメント。「元々、お話をいただく前から原作を読ませていただいていて、すごく好きな作品でした。『もし実写化するならアクア役をやりたい』と思っていたら、本当にお話をいただけて。大好きな作品だし、ファンも沢山いる作品なので、めちゃくちゃプレッシャーはありました」と語る。 また、櫻井は社会現象を巻き起こし世界中で人気を博す原作の実写化に期待と不安を抱えつつ出演を決意したと話し、「プレッシャーはありましたが、でもそれ以上にアクア役をやりたい気持ちが強すぎて、最初に監督やプロデューサーと話した際、『この役は正直僕以外にやらせたくないです』と、正直な気持ちを伝えさせていただきました」とオファー当時の心境を明かす。 そんな櫻井は、昨年11月から4ヵ月以上の長期で行われた撮影期間中、改めて原作を読み込み徹底的にアクアを自身に落とし込んだという。「第一はやっぱり原作への気持ちというか。赤坂アカ先生・横槍メンゴ先生がこの世に生み出してくださったものを、いかに自分に投影させて演じることができるかという気持ちがありました。絶対に原作の持つアクアのイメージを崩したくなかったので、毎シーン毎シーン撮る前に、原作にある同じシーンを見てアクアがどういう表情しているか、どういう動きをしているか、座っているか立っているか、ポケットに手を入れているか、入れていないか、など細かいところまでできる限りやりたいと思って臨みました」と話した。その覚悟を体現するかのごとく、自身の出番がない日でも現場に頻繁に顔を見せ、他の演者たちの演技を見て学ぶ真摯な姿が目撃されていた。 撮影現場には原作者の赤坂アカと横槍メンゴも何度か訪れたそうで、櫻井は「初めてお会いした際は緊張しすぎて、棒立ちでした。後から聞いたのですが、赤坂先生・横槍先生から見ても『めちゃくちゃ緊張してたよ』みたいな感じだったらしく…(笑)それくらい好きで、リスペクトしている作品の先生に会うというのはものすごく緊張することでした。でも、2回目にお会いしたときは、お二人がフランクに接してくださったおかげで、緊張せずに色々と会話をさせていただけました」と当時の様子を振り返る。 大きなプレッシャーを抱えながらも、充実した撮影を走り切った櫻井は「自分の大好きな作品で、ずっとやりたいと思っていた役を色々な人に支えていただきながら、アクアを演じられたのは、俳優としてものすごく貴重な経験。皆で作り上げた実写【推しの子】を、一人でも多くの方に見ていただきたいです」と座長としての確かな手応えを明かした。 解禁されたスチールには、光と影に包まれた“芸能界”を舞台に、復讐を果たすため手段を厭わず欲望と嘘を利用するアクア役に挑む櫻井の真剣な眼差しが写されている。