就航すれば熊本空港初の北米路線…カナダの空港公団が熊本県に打診、「TSMC進出で関心」幹部ら県内視察
熊本県は、カナダ西部にある空港と熊本空港(熊本県益城町)を結ぶ路線の新規開設について、現地の関係者から打診を受けていることを明らかにした。県も実現に向けて調整を進めており、就航すれば熊本空港では初の北米路線となる。 【動画】福岡空港の新管制塔を報道陣に公開、空港全体がくっきり
県によると、アルバータ州にあるエドモントン国際空港を運営する公団から2023年夏頃に打診があり、実際に23~24年に幹部らが県内を視察したという。公団側は、半導体受託製造で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が進出したことなどから熊本に関心を寄せているといい、まずはチャーター便を運航し、需要を見極めるとみられる。
九州・山口の空港と北米の国を結ぶ路線は現在、福岡―米ホノルル線があるが、本土便はない。1990年代後半には一時、福岡―ポートランド(オレゴン州)線が運航されていた。