バラハ監督解任のバレンシア、後任はコルベラン氏に決定! イングランドで経験積んだ41歳が母国初采配へ
バレンシアは25日、ルベン・バラハ監督の後任としてカルロス・コルベラン氏を招へいしたことを発表した。また、ウェスト・ブロムウィッチ(イングランド2部)が設定する契約解除金を支払い、2027年夏までの2年半契約を締結したことを併せて伝えている。 【公式発表】バレンシアの新監督がコルベラン氏に決定 1983年4月7日生まれのコルベラン氏は現在41歳。バレンシア州出身で、23歳の頃にビジャレアルのカンテラで指導者キャリアを始めた青年指揮官は、マルセロ・ビエルサの“右腕”としてリーズでアシスタントコーチを務めた後、ハダースフィールドとオリンピアコスの監督を歴任。そして、2022年10月からウェスト・ブロムウィッチを率いると、昨シーズンは21勝12分13敗の5位、今シーズンも第22節終了時点で8勝11分3敗の7位と安定した成績を残している。 37年ぶりとなる降格の危機に瀕していた、昨年2月に就任したルベン・バラハ前監督は、ポテンシャルを見出したMFハビ・ゲラらカンテラーノを大抜擢し、2ポイント差で残留を勝ち獲ると、昨シーズンはクラブレジェンドゆえのカリスマ性で“リーグ最年少チーム”をまとめ、トップハーフとなる9位に導いた。が、今シーズンは第18節終了時点で、1試合未消化ながら2勝6分9敗の19位と低迷。ピッチ外の山積した問題に振り回された感も否めないが、残留を争うライバルとの直接対決3連戦で2分1敗と勝利を挙げられず。降格圏脱出のチャンスを逃していた。 名門復権の第3章が期待された今シーズンに、その“綴り手”であったルベン・バラハ氏を解任する事態となったバレンシア。後任として残留を託したコルベラン氏は、ラ・リーガ初采配となるが、故郷のクラブを救えるのだろうか。
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