【挑戦】南極の海での「アイスダイビング」目指す49歳男性“長年の夢”にフォーカス(静岡・伊東市)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
静岡・伊東市で活動するダイバーが、2025年1月、長年の夢であった南極の海でのダイビングに挑戦します。なぜ、南極なのか?ベテランダイバーの夢を取材しました。 伊東市富戸。休日はもちろん、平日でも多くのダイバーでにぎわう人気のダイビングスポットです。ここを拠点に、25年以上に渡ってダイビングガイドを務める村井智臣さん・49歳。2025年1月、長年の夢であった南極の海でのダイビングに挑戦します。これまでにも日本のみならず、年に数回、外国の海を潜ってきました。2024年も、フィリピンやタスマニア、インドネシアなどへダイビングに出かけました。今回、南極を目指すことにしたきっかけを聞くと…。 (ダイビングガイド 村井 智臣さん・49歳) 「世界中のいろいろな海で潜りたいというのが常にあって、特に、あまり日本人が潜ったことのないような海を自分が潜って、皆に教えてあげたい、というのが僕の中にすごくある。そうなってくると、一番極地はどこかと思ったときに南極の海かなとなる」 村井さんは、ユーチューブで海やダイビングの魅力を発信していています。南極ツアーには、約350万円の費用がかかりますが、ユーチューブの視聴者やダイビング仲間からのクラウドファンディングで資金を集めました。南極ツアーは、1月下旬に日本を出発し、約1か月間の日程です。 (ダイビングガイド 村井 智臣さん・49歳) 「アルゼンチンの最南端、ウシュアイアという、ここの場所からクルーズ船に乗ってここのエリアを回る」「ここにちょっと飛び出ている南極半島と言われている場所、このエリアの所で潜る」「やっぱり一番大きな違いは水温。もちろん、こっちの伊豆半島の海とははるかに水温が低くて、零度を下回る所の海域も、もちろんある」 南極の海を潜るのに必要なのは、何といってもダイビングの技術。2月、村井さんが撮影した映像を見せてもらいました。 (ダイビングガイド 村井 智臣さん・49歳) 「冷たい海を潜ることをアイスダイビングと呼んでいるんですけど、そのアイスダイビングの経験が何十本もないと潜れない。僕も、北海道の知床で毎年2月になると流氷が入ってくる、その流氷の下で潜るダイビングをもう4年か5年続けている。それを毎年2回行っている、その経験もあるので冷たい寒冷地のダイビングの経験があるので大丈夫、これでマイナス1度、肌が出ているとすごい痛い」 危険を伴う寒冷地でのダイビング。それでも海の中にはダイバーを引き付ける魅力にあふれているといいます。 (ダイビングガイド 村井 智臣さん・49歳) 「最初は、やっぱりキーンとなる、体が冷たいという感じになるんですけど、それ以上に、氷の下の景色というのは、滅多に見られる景色ではない。そっちの感動の方に引っ張られて、寒さは忘れる」 出発まで1か月あまり。改めて「南極の海でのダイビング」という挑戦への意気込みを聞きました。 (ダイビングガイド 村井 智臣さん・49歳) 「一番楽しみにしているのは、南極の海の中を潜って水中にはどんな生き物がいるんだろうというのが一番楽しみ。自分がどう変わって帰ってくるのか、本当に未知なので、その辺を伝えられたらいいと思う」