エリザベス女王が「最後の日記」に書いたこと…国王の伝記で明らかに
ジャーナリストのロバート・ハードマン氏は、新著『King Charles III』で、チャールズ国王の即位とその母エリザベス女王の逝去について、振り返っています。そして、その中で女王の「最後の数日間」についても記しています。 【写真】エリザベス女王との「お別れのとき」 エリザベス女王が最後に任命したのは、わずか45日で辞任したリズ・トラス首相となりましたが、それは、2022年9月8日に女王が96歳で亡くなるわずか2日前のことでした。最後に日記がつけられていたのは、この日だったといいます。 同書によると、エリザベス女王のその日の記述は、女王らしく「いつもの通り、事実について事務的に」記したものだったそう。普段と同じように始まったその日のことを記録しており、「エドワード(秘書官のヤング卿)が会いにきた」「トラス政権の新閣僚たちの就任式について説明があった」ことがつづられているとのこと。
長命だったエリザベス女王の日記は、かなりの量にのぼっているとみられます。そして、女王はそれらのいずれにおいても、「感情的ではなく、実務的な」文章を書き残すことを好んでいたとされています。 『テレグラフ』紙によると、女王はかつて、著名な日記作家ケネス・ローズ氏に対し、「会話を記録しているだけの時間はありませんから、出来事だけを書いています」と話たことがあるといいます。 まさにその最後のときまで、女王は自らの仕事を「いつもどおり」にこなしていたようです。
From COSMOPOLITAN UK