「無投票ではいけない」維新代表選説明会、衆院議員の2陣営が出席
日本維新の会は8日、代表選の立候補予定者説明会を大阪市内の党本部で開き、2陣営が出席した。代表選挙管理委員会は同日までに17日告示、12月1日投開票の日程で実施することを決定。馬場伸幸代表は先の衆院選で公示前より議席を減らした責任を踏まえ、不出馬の意向を示している。 説明会に出席したのは、空本誠喜衆院議員=広島4区=と守島正衆院議員=大阪2区=の2陣営(受け付け順)。 説明会後、空本氏は記者団に「無投票ではいけない。全国規模の選挙にしなければ。複数の候補者で論戦し維新のあり方を皆で築き上げたい」と述べた。守島氏陣営は関係者が代理出席した。 若手議員らが推す吉村洋文共同代表(大阪府知事)は8日、訪問先の新潟市内で記者団に「共同代表として選挙結果に責任を持つ立場でもある。じっくり考えたい」と語った。 維新の代表選は特別党員(現職議員と首長)と一般党員にそれぞれ1票が与えられる。今回から立候補の要件として、推薦してもらう特別党員を50人とした。 推薦人は、国会議員と地方議員からそれぞれ1人以上、候補者が所属または関係する議会会派から5人以上(10人未満の会派は過半数)が求められる。選挙期間中には、候補者の演説会や討論会などが予定されている。 維新は党規約により、大型選挙後に代表選を実施するかを特別党員の投票で決めるが、10月の衆院選で公示前の43議席から38議席に減らしたことなどを受けて今月6日に実施が決まった。馬場氏は同日夜、自身のX(旧ツイッター)で不出馬を表明した。