「立派で丈夫な黒猫に育ってほしい」 先住猫との別れを乗り越え出会った黒猫親子、成長の軌跡が尊い!
はるなちゃんとムサシくん、親子の強い絆を感じる日々
飼い主さんによると、はるなちゃんはとても過保護。その理由について、「もっと子どもがいたのに、いつのまにかムサシだけになってしまった」という思いがあるのではないかと考えているそうです。 飼い主さん 「はるなは、ムサシに猫語であれこれ声をかけています。おそらく『せめてこの子だけは無事に育てなければ!』という思いがあるのではないかと……。ムサシもまた、いつもはるなの顔色をうかがっています。今でもおっぱいをせがむほどの“ママっ子”です」 ヤマトくん、はるなちゃん、ムサシくん、3匹の黒猫と暮らしをともにしてきた飼い主さんに、“黒猫の魅力”についてうかがいました。 飼い主さん 「黒猫は、とても神秘的です。古代エジプトのバステト神が、黒猫の姿をしていることは言うまでもなく、魔術を連想させるのもうなづけます。先住のヤマトは『魔法が使えるのでは? 』と思ったことも。『起きてよ……』『ごはん、いらない』、注射をするときは『いやだー!』など、人間の言葉を発しているように感じられることが何度もありました。 漆黒のツヤツヤした毛並みは、常に正装しているように見えます。小さい黒ヒョウが家の中をうろうろしているような日常生活での異質感も魅力。歌舞伎の舞台で演者を補助する黒衣(くろご)のように、目立たないように振る舞っていても存在感があり、目を奪われます」 はるなちゃん、ムサシくんとにぎやかな日々を送る飼い主さん。そんな家族のことを、ヤマトくんもきっとお空の上から見守ってくれていることでしょう。 写真提供・取材協力/@kuroneko_4404さん/X(旧Twitter) ※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。 取材・文/佐東みかん
ねこのきもちWeb編集室