能登の停電、月内にほぼ復旧へ 立ち入り困難地域など除き
斎藤健経済産業相は23日の閣議後記者会見で、能登半島地震による停電について、土砂崩れで立ち入りできない地域などを除き、月内におおむね復旧するとの見通しを明らかにした。 【写真】避難所として活用されている農業用ビニールハウス 環境過酷、近隣と肩寄せ合う
経産省などによると、石川県内では23日午前11時時点で約5100戸が停電している。依然として復旧の見通しが立っていない地域は輪島市と珠洲市の一部の沿岸地区などで、地震や津波、火災によって配電設備や建物に甚大な被害を受けた場所も含まれる。 斎藤氏は、道路などの改善状況に応じて順次復旧作業を始めるほか「自治体の要望を踏まえながら、電源車の派遣など現場に寄り添った形で電力供給を進めていく」と強調した。