小学生が一糸乱れぬバチさばき「大草太鼓」伝統の太鼓演奏を継承 “地域の文化づくり”を《長崎》
(1年生担任松島 秀樹 教諭) 「給食もみんなで食べるし、 太鼓とかもみんなでするし、みんなで食べたり遊んだり、活動したりすることが多いので、自然と仲良くなってる感じがする」 掃除の時間も…。
(児童) 「今日は3年生のチームが廊下で、それ以外が教室です。掃除を始めてください」 学年の垣根を越え、いつも一緒です。
1週間後の学習発表会に向け、太鼓の練習が行われたこの日。 6年生の3人が下級生を引っ張ります。 (6年生) 「今日は最後の練習なので、頑張って叩いてください」
この学習発表会が6年生にとって、太鼓をたたく最後の舞台です。 練習中、気持ちが高まるあまり音がずれてしまう場面も… (児童) 「大太鼓が入るタイミングを間違った。数えながらやんなきゃ」 地域の人や保護者への感謝の気持ちと成長した姿を見せたいと、何度も練習します。 その手には、努力のあとが。
(6年生) 「マメがつぶれました。構えとか、あと声もあと少し出した方がいい 」 (6年生) 「本番でみんなを感動させようと思って叩いてます」 (6年生) 「発表会で(大草太鼓が)一番最後だから、思い切りたたきたい」
(保護者) 「発表会や太鼓の演奏(があること)に、わくわくしている」 (保護者) 「すごく楽しみにしてきた。6年生が最後の太鼓の演奏。すっごい上手。いつも感動します」
楽器の演奏や劇、手作りの龍踊。 学年ごとに出し物を披露したあとは…。
おそろいの法被を身に着け、いよいよ大草太鼓の演奏です。 みんな気合は十分!緊張感に包まれ、真剣なまなざしに変わりました。
地域みんなが楽しみにしている大草小学校オリジナルの「大草太鼓」。 これまで励んできた練習の成果を披露です。 体育館に太鼓の音が響き渡ります。
観客の中には、大草小学校の卒業生の姿もありました。 (橋本 望央さん(20)) 「懐かしい。人数が減ってるっていうのは聞いてたので、どうなってるかなって思っていた。ずっとやってくれていて、すごいうれしい」