“僕ではない僕”が舞台に立つ…杉本琢弥、主演舞台「ひと」開幕に意気込み
シンガーソングライターの杉本琢弥が主演を務める舞台「ひと」が、昨日12月3日に東京・三越劇場で開幕した。 【画像】舞台「ひと」より。(他11件) 舞台「ひと」は、2019年に第16回本屋大賞第2位を受賞した小野寺史宜の小説「ひと」(祥伝社)を原作とした作品。吉村卓也が脚本・演出を手がける本作には、杉本のほか、運上弘菜、蒼井嵐樹、BUGVELの井上港人 、高倉萌香、岡田翔大郎、樽見ありがてぇ、樋口琥大、遠山景織子、原幹恵、東京ダイナマイトの松田大輔が出演する。 柏木聖輔は20歳の秋、母を失ってたった1人になった。全財産は150万円で、奨学金を返せそうになく、聖輔は大学を中退。仕事を探そうと思いつつ動き出せない日々が続いたあるとき、惣菜屋でおばあさんにコロッケを譲ったことで、聖輔の運命が変わり始め……。 開幕に際し、杉本は「今回、改めて初舞台、初主演させていただき本当に光栄です。稽古でお芝居をする中で自分の中の柏木聖輔、そして舞台『ひと』の世界がより明確になっていきました。まだまだ未熟ではありますが吉村さんはじめ、周りの皆さんのおかげで全力でお芝居に打ち込んでおります。その姿、僕ではない僕がそこに立つ姿をどうぞ千秋楽までお楽しみください」とコメント。吉村は「観劇後にはきっと大切な人に薦めたくなる。舞台『ひと』は、そんな作品です。人から人へ観劇の輪が広がり、多くの方に愛される作品になることを願っています。東京は三越劇場。大阪は近鉄アート館にて、皆様のお越しをお待ちしております」と観客に呼びかけた。 上演時間は約1時間40分。東京公演は12月8日まで行われ、その後、14・15日に大阪・近鉄アート館で上演される。なお、Confetti Streaming Theaterでは一部公演の様子が配信される。 ■ 舞台「ひと」 2024年12月3日(火)~2024年12月8日(日) 東京都 三越劇場 2024年12月14日(土)~2024年12月15日(日) 大阪府 近鉄アート館 □ スタッフ 原作:小野寺史宜「ひと」(祥伝社) 脚本・演出:吉村卓也 □ 出演 杉本琢弥 / 運上弘菜 / 蒼井嵐樹 / 井上港人(BUGVEL) / 高倉萌香 / 岡田翔大郎 / 樽見ありがてぇ / 樋口琥大 / 遠山景織子 / 原幹恵 / 松田大輔(東京ダイナマイト) (c)小野寺史宜/祥伝社