J1福岡の福大OBコンビ JR博多駅前で集客PR 退任監督に恩返し決意「どう送り出せるかがこれからのアビスパに関わる」
J1アビスパ福岡のFW鶴野怜樹(23)とMF重見柾斗(23)が19日夜、福岡市のJR博多駅前広場でトークショーに臨み、今季ホーム最終戦となる30日浦和戦(ベスト電器スタジアム)での恩返し弾やアシストを誓った。 ■勝利の女神がチャント熱唱【写真】 浦和戦は5年間指揮し、今季限りで退任する長谷部茂利監督がホームで最後に采配を振るう一戦。「普段からミスを減らすようによく言われ、修正すれば試合に出させてもらっていた。本当に尊敬している監督」と感謝する鶴野は「シゲさん(長谷部監督)に満員の景色を見せてあげて勝ちたい。重見からのパスで自分が決めるので、是非見にきてください」と来場を呼びかけた。重見も「本当にすごく成長したし、慕っている監督。アシストか得点をして勝ちたいと思っているので、スタジアムまで応援しにきてください」とPRした。 クラブは6月16日のホーム鳥栖戦で記録した15880人を上回る、今季最多入場者数を目指している。福岡大出身の2人はJR博多駅前広場などで約900枚のチラシを配り歩いた。重見は「なかなか足を運んでくれる人は少ないと思うけど、こういう活動を大事にしていくことが集客につながる。サッカーはチーム戦で、一体感を武器に戦えば感動につながると思うので、ピッチで示していきたい」と決意。鶴野は「昨年ルヴァン杯で優勝したことをまだ知らない人も多い。シゲさんをどう送り出せるかというのも、これからのアビスパに関わってくる。良い準備をして臨みたい」と浦和戦をサポーターの記憶に残る一戦に覚悟を示した。(末継智章)