絵本3冊、三重・松阪市教委に寄贈 お手伝いし隊 高田高生が制作に携わる
「トランスジェンダーから学んだこと」
三重県松阪地域のまちおこしなどに関わるボランティア有志団体「松阪をお手伝いし隊」(沼田英士代表、約15人)は25日午前10時から、市教育委員会事務局を訪れ、実際にあった出来事を基に制作された絵本「高校生がトランスジェンダーから学んだこと」3冊を市に寄贈した。 この日、市教委を訪れたのは沼田代表(47)と、絵本制作に携わった私立高田高校放送部員らでつくるボランティア団体「NFT」のメンバーで3年の峰彩葉さんと竹内小晴さん、同放送部の川村俊介顧問、LGBTQ専門相談員として活動する浦狩知子さんの5人。 5人は市教委の刀根和宜事務局長に絵本を手渡した後、竹内さんが実際に絵本を朗読し披露した。 刀根局長は「子供にも分かりやすく作られた絵本を松阪図書館で幅広く市民に読んでいただけるように工夫しながら活用させていただきます」と謝辞を述べた。 また同隊は26日にも市役所を訪れ、市内の山間地域に住む高齢者への災害備蓄品代として、氏郷まつりなどで募った2万2324円を市に寄付した。