ボタン押すと報酬もらえる架空サイトに誘導 1700万円 男性がSNSで知り合った人物にだまし取られる=静岡・島田市
静岡県島田市に住む60代の男性が、SNSで知り合った人物に「映画の宣伝の手助けをしてほしい」などと言われて架空のサイトに誘導され、現金約1700万円をだまし取られる詐欺事件がありました。 被害に遭ったのは、島田市に住む60代の会社員の男性です。 警察によりますと、男性は2024年9月下旬、SNSで知り合った人物に「映画宣伝の仕事をしている。手助けをしてもらいたい」などと言われ、この人物が運営するサイトに誘導されました。 サイトには、クリックするボタンが1つあり、複数回クリックすると映画チケットが表示される仕組みになっていて、表示された映画チケットによって得られる報酬が変わってくるということです。また、クリックするためには、現金を指定のサイトに振り込む必要があり、報酬も現金として引き出すことができるといいます。 男性は、最初はこの人物のアカウントでクリックする手伝いをし、一部報酬を受け取っていました。その後、サイトで「登録すれば丸まる報酬がもらえる」という内容の表示があり、男性は自分のアカウントを作ったということです。 男性は、クリックするために、10月中旬までの間に数十回にわたり指定された口座に現金を振り込み、現金約1700万円をだまし取られました。 報酬として得た分の数十万円は、現金として口座から引き出すことができたといいます。 警察は「会ったことのない相手からSNS上でお金の要求は詐欺!」「振込先口座が、個人名や外国人名義である場合や、毎回振込先が変わる場合も『詐欺』を疑ってください」と注意を呼びかけています。
静岡放送