郷土愛深めて 小学生が「大ハンヤ」彩るグッズデザイン 鹿児島
鹿児島県垂水市立協和小学校(弓指修校長)の小学5~6年生12人がこのほど、来春の「かごしま春祭大ハンヤ」のノベルティーグッズをデザインした。さまざまな仕事や働き方について学ぶキャリア教育の一環で、グッズは演者に配布されるという。 「大ハンヤ」は春を彩る人気イベントで、色彩鮮やかな衣装に身を包んだ踊り連が街へ繰り出す。キャリア教育の授業は総合学習の時間を活用して実施。児童たちはさまざまな仕事があることを学んだ後、ワークショップ形式の授業で「企画制作」の仕事を体験した。ロゴやイラストなどを組み合わせながら、ノベルティーグッズとして配布されるマフラータオルのデザインを考案した。 授業を実施した人材派遣大手「ランスタッド」(本社・東京都千代田区)の鹿児島支店長、河野義則さんは「さまざまな仕事があることを知ってもらうとともに、地元への郷土愛を深めてもらうきかっかけになれば」と話した。大ハンヤをサポートしている同社では、今後も市内の小学校で同様の授業を実施していくという。【川崎桂吾】