内田有紀が語る『ドクターX』の“12年演じた役”への思い「老舗の料理店のように “守るべき味は守る”」
「劇場で見てくださった皆さんがどう思うんだろう」
――「FINAL」にあたって、寂しさとほっとする気持ち、両方おありなのではと思いますが、今はどちらのお気持ちの方がより大きいですか? 「今はただ純粋に、劇場で見てくださった皆さんがどう思うんだろうという気持ちが一番なので、どちらの気持ちもないんですよ。できることなら、お一人ずつ感想を聞きたいくらい。 それに、私もまだファイナルに向けての実感が正直ないんです。“また来年の秋ごろに呼ばれるかな?”“また博美を演じられる日がくるんじゃないかな”と、ちょっと期待してしまうくらい(笑)。私の中で気持ちも残っているので、きっと皆さんの感想を聞いた後に、寂しさやほっとする感情が出てくるのかなと思います」 ここまで続いた「ドクターX」チームについて、インタビュー中何度も「全キャスト・スタッフの思いと熱意があったからこそ」と話す内田さん。12年という長い年月の中で、まだまだ面白エピソードがありそうですねと伺うと「それはもう! 先輩俳優のお兄さんたちが“しでかした”エピソードは山ほどあります(笑)。それはまたいつか別の機会に」と、楽しそうに笑みを浮かべて思い出を回顧していた。 取材・文/根津香菜子 ヘアメイク/板倉タクマ、スタイリング/藤井享子 うちだ・ゆき 1975年11月16日、東京都生まれ。92年にドラマ『その時、ハートは盗まれた』で俳優デビュー。近年の主な出演作に、フジテレビ『最後から二番目の恋』、NHK連続テレビ小説『まんぷく』、WOWOW『連続ドラマW 華麗なる一族』、NHK『燕は戻ってこない』などがある。待機作に、25年1月10日公開の『劇映画 孤独のグルメ』に出演。 根津香菜子
根津香菜子