JR福塩線福山―府中間開業110年、限定ヘッドマーク登場…旧国鉄型「105系」に設置
広島県福山、府中両市を結ぶJR福塩線福山―府中間の開業110周年を記念し、利用者がデザインしたヘッドマークを付けた電車の運行が始まった。来年3月まで。
同線は1914年7月、福山―府中間が両備軽便鉄道として開業。33年に国有化され、38年に福山―塩町間の78キロが全線開通した。
ヘッドマークは、同線の活性化を目的に沿線4市町でつくる対策協議会が制作。8~9月にデザインを募集し、148点の中から最優秀作品を選んで採用した。
山や海が描かれたカラフルなデザインで、同線を走る旧国鉄型電車「105系」の黄色い車体とあいまって目を引く。対策協の担当者は「歴史ある鉄路を維持するためにも、多くの人が乗車して、沿線を盛り上げてもらいたい」と話している。