超満員だったのは? Jリーグ収容率ランキング36位タイ。快進撃も終盤に息切れ…。チームの躍進で来場者増加?
2024シーズンの明治安田生命Jリーグは全日程を終えた。スタジアムの盛り上がりを知る上で観客動員数は重要な指標だが、収容可能人数に対してどのくらい埋まったかというのも大事だ。スタジアムを満員にしたのはどのクラブか。今回は、2024シーズンにおけるJ1からJ3までの各クラブのリーグ戦収容率を計算。スタジアムを熱気で満たしたクラブを、ランキング形式で順位ごとに紹介する。
36位タイ:レノファ山口 本拠地:維新みらいふスタジアム(15,115人収容) その他ホーム開催地:セービング陸上競技場(7,016人収容) 平均入場者数:6,089人 平均収容率:42.5% 今季のレノファ山口は前評判を上回る快進撃を見せた。 新たに就任した志垣良監督の下で、チームは縦に速い、アグレッシブなサッカーを披露した。90分間ハードワークを徹底し、豊富な運動量で相手チームを翻ろう。開幕から着実に勝ち点を積み重ね、シーズン中盤にはリーグ4位まで順位を上げたこともあった。 チームの成績と比例するかのように、ホーム開催の試合における平均入場者数も増加している。昨季は4,407人だったのに対して、今季は約1,600人増加の6,089人。平均収容率は42.5%となり、本拠地である「維新みらいふスタジアム」には毎試合多くのファン・サポーターが来場した。 しかし、好成績を残していたチームは終盤戦にまさかの息切れ。第29節・ファジアーノ岡山戦(0-2)から第34節・モンテディオ山形戦(0-2)まで6連敗を喫してしまった。シーズンを通して安定した戦いを維持することが来季の課題となった格好だ。それでも上位勢相手に奮闘した山口は、最終的にリーグ6位でシーズンを走り抜けている。 最も収容率が高かったホーム開催の試合は、第29節の岡山戦だ。この試合は当時ホーム3連勝中だった山口が、リーグ3位につけていた岡山を迎え撃つ構図に。「みらスタ」絶好調だった山口は残念ながら0-2で敗れてしまったものの、スタジアムには11,575人の観客が集まり、その収容率は76.6%を記録している。 課題は残るものの、総じて「志垣山口」の大きなポテンシャルを感じる1年となった。来季こそはJ1昇格プレーオフ圏に割って入りたい。
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