兵庫県百条委の職員アンケートに4500人回答 斎藤知事のパワハラ有無など質問 次回委員会で結果発表へ
兵庫県の斎藤知事をめぐるパワハラなどの疑惑について、百条委員会は9日県職員へのアンケートが約4500人から回答があったと明らかにしました。 兵庫県の元幹部職員(当時60歳)は3月、斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を作成して県議会やマスコミに送り、5月に停職3ヵ月の懲戒処分を受け、7月に死亡しました。 文書の真偽について、現在県議会の百条委員会が調査を進めています。 この調査の中で、「知事のパワハラを見たり聞いたりしたことはあるか」などの質問を盛り込んだ県職員へのアンケートが先月31日から始まっていて、5日の時点で約4500人分が集まったということです。 百条委員会は9日、理事会を開き、このアンケート結果について次回の委員会で「中間報告」として発表することを決定しました。 公開する中身については検討中だということです。 また理事会は、県が元幹部職員を公益通報の保護対象外とした対応をめぐり、百条委員会で適切だったかどうかを議題とするかについて、検討を始めたことを明らかにしました。 奥谷謙一委員長は理事会の後、「理事会で県の対応についても調査すべきという意見が出た」と話し、「百条委員会の調査の範囲に含めることができるかを検討していきたい」としています。 一方、斎藤知事は7日の定例会見で「対応は適切だった」と説明していて、30日に証人として百条委員会に出頭する予定です。
ABCテレビ