話題のペップ、モウリーニョの“反撃”に「怒らせたのなら申し訳ない。事実は私が6回優勝で彼が3回だが…」
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、ジョゼ・モウリーニョ監督のコメントに反応した。 【順位表:プレミアリーグ】 4連覇中の王者として今季のプレミアリーグに挑んだマンチェスター・Cだが、11月頭から深刻な不振に陥ることに。第10節からはリーグ戦でも4連敗、第13節のリヴァプール戦では0-2とスコア以上の完敗を喫していた。そしてその試合中、リヴァプールサポーターから「朝には解任だ」と煽られたグアルディオラ監督は、指を6本立てて自身のプレミアリーグ優勝回数を強調している。 そしてこの行為について、2018年8月に当時マンチェスター・Uを指揮していたモウリーニョ監督がトッテナム戦の敗戦後に同じく優勝回数を示す3本の指を立てたジェスチャーと酷似していると話題に。モウリーニョ監督はその直後に解任されたが、記者から「同じ運命をたどる可能性はあるか?」と問われたグアルディオラ監督は、「私はそうならないことを願うよ。彼は3回で、私は6回優勝している。だが、似たようなものだね」とコメントしていた。 するとこれに対し、現在フェネルバフチェを率いるモウリーニョ監督が反応。「私は優勝したいが、クリーンかつフェアに優勝したい。フェアに勝てないなら負けるほうがいいね。グアルディオラは6つで、私は3つだが、私はクリーンかつフェアに優勝したよ。150件もの訴訟に対処してまで優勝したいとは思わない」とし、マンチェスター・Cが直面しているプレミアリーグ財務違反疑惑とのその訴訟を皮肉っている。 現地で大きなも話題となっている今回の舌戦。7日のクリスタル・パレス戦前の会見に出席したグアルディオラ監督は、モウリーニョ監督の“反撃”について「あれはジョークだったんだ」と答えている。 「我々をリーグ1(イングランド3部相当)やカンファレンスに送り込みたいと望む膨大なリストの中に、また1人加わったね。だが、有罪は証明されるまで無罪。その後、どうなるか見てみよう。今回のは完全なるジョークだった」 「チェルシーでの彼とシティでの私、2人ともサー・アレックス・ファーガソンとアーセン・ヴェンゲルと一緒にテーブルを囲めると思うよ。多くのタイトルを手にしたからね。遅かれ早かれ、彼らは我々を祝福してくれるだろう」 「彼を怒らせてしまったのなら本当に申し訳ないよ。でも、あれは冗談だった。実際に彼は3つで、私は6つ。これは事実なんだ。だが、そういった意図はなかった」 そのうえで「我々を降格させたいと思う世界中の人のリストに、また1人加わっただけ。大丈夫だ。問題はない。何度も言ってきたが、我々は判決を待つ。民主主義国家では、有罪が証明されるまでは誰もが無罪だ。そうだろう? だから我々は待つ」と続けている。