【ヴィクトリアマイル】海外の強豪相手に善戦した力を評価 東大HCの本命はナミュール
春のマイル女王決定戦
今週日曜日、東京競馬場でGⅠ・ヴィクトリアマイルが行われる。昨年マイルCSで悲願の初GⅠ制覇を成し遂げ、香港マイルでも3着に好走したナミュール、阪神牝馬Sを勝ってここに臨むマスクトディーヴァをはじめ、同2、3着のウンブライル、モリアーナ、昨年の3歳牝馬戦線を賑わせたハーパー、一昨年の秋華賞馬スタニングローズなどが出走を予定している。 【ヴィクトリアマイル2024 推奨馬】日本トップマイラー参戦、勝率30%&連対率50%データに該当! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 昨年こそ4→3→1番人気で比較的順当に決着したが、毎年荒れ模様で知られる本レース。データを用いて少しでも多く馬券のヒントを探りたい。
阪神牝馬S組が中心
<ヴィクトリアマイル・前走レース別成績> 阪神牝馬S【4-3-4-57】勝率5.9%/連対率10.3%/複勝率16.2% 中山牝馬S【1-1-0-11】勝率7.7%/連対率15.4%/複勝率15.4% 大阪杯【1-1-2-3】勝率14.3%/連対率28.6%/複勝率57.1% 福島牝馬S【0-1-1-20】勝率0.0%/連対率4.5%/複勝率9.1% 東京新聞杯【0-1-0-2】勝率0.0%/連対率33.3%/複勝率33.3% 海外【1-0-0-4】勝率20.0%/連対率20.0%/複勝率20.0% ※過去10年。OP・L【0-0-0-2】 大阪杯はGⅡ時代、阪神牝馬Sは1400m時代含む ここでは前走レース別成績をもとに検討する。中心はやはり阪神牝馬S組だが、その勝ち馬は【0-1-0-9】と、人気を集めながら馬券圏外に沈むケースが多い。本番に比べて緩い流れになることが多く、右回りか左回りかという点も含めて適性の違いが出るのだろう。一方2~5着に惜敗した馬は【2-2-4-18】複勝率30.8%と比較的信頼できる。ウンブライル、モリアーナらに注目したい。ただし6着以下は【2-0-0-30】とかなり不振。勝ち馬2頭は14年ヴィルシーナ、16年ストレイトガールともに前年のこのレースの勝ち馬であり、よほど実績がない限り消してしまっていいだろう。 その他、中山牝馬S組は【1-1-0-11】だが、馬券に絡んだ2頭は19年勝ち馬ノームコア(中山牝馬S7着)、21年2着ランブリングアレー(中山牝馬S1着)。着順との相関関係はあまりない。大阪杯組は非常に高い好走率を残すが、出走した馬はグランアレグリア、スターズオンアース、レイパパレなど、いずれもヴィクトリアマイル出走時点でGⅠ勝利経験があった。 福島牝馬S組は3着以内馬が【0-0-0-13】と全滅しており、軽視が妥当。東京新聞杯組からは22年2着のファインルージュ、海外組からは昨年の勝ち馬ソングライン(前走1351ターフスプリント10着)が馬券に絡んでいる。