【ヴィクトリアマイル】海外の強豪相手に善戦した力を評価 東大HCの本命はナミュール
マイル界の天下統一へ
◎ナミュール 昨年春はヴィクトリアマイル7着、安田記念16着と悔しいレースが続いたが、秋初戦の富士Sで1年7ヶ月ぶりの勝利を飾ると、続くマイルCSを藤岡康太騎手とともに勝利。近2戦は海外で強豪に挑戦し、香港マイルはゴールデンシックスティの3着、ドバイターフは久々のマイル以外だったがタイム差なしの2着と上位争いに加わった。トップクラスの牡馬にも引けを取らないその実力は高く評価すべきだろう。マイル界の天下統一へ向けて好走は必至だ。 ◯マスクトディーヴァ 秋華賞では三冠牝馬・リバティアイランドに肉薄。それ以来の実戦となった東京新聞杯は大きく出遅れ、大外から差しきりを狙ったがやはりロスが響き6着に終わった。それでも勝ち馬とのタイム差は0秒4とそれほど大きくなく、続く阪神牝馬Sは4番手につける積極的な競馬からノーステッキで勝利するなど、改めて力を示した。 気になるのが前述の「阪神牝馬S勝ち馬は不調」というデータだが、今回はメンバー構成的に速いペースになるとは考えづらく、前走と似た流れになるなら評価を落とす必要はない。J.モレイラ騎手の継続騎乗も心強い。 ▲ウンブライル 昨年のNHKマイルCは8番人気の低評価を覆し2着。そこから9ヶ月ぶりとなった前々走の東京新聞杯は9着と案外だったが、叩き2戦目の阪神牝馬Sは勝ち馬に貫禄を見せられながらも、上がり3F最速32秒9の脚を使って2着。瞬発力はGⅠのメンバーでも見劣りせず、あとは展開次第だろう。 以下モリアーナ、スタニングローズ、ドゥアイズまで印を回す。馬券は◎軸の馬連で勝負する。 ▽ヴィクトリアマイル予想▽ ◎ナミュール ◯マスクトディーヴァ ▲ウンブライル △モリアーナ ×スタニングローズ ×ドゥアイズ 《ライタープロフィール》 東大ホースメンクラブ 約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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